阪神タイガースの継投策に疑問の声、新監督の舵取りに課題浮上

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2025年4月22日、プロ野球阪神タイガースは新監督藤川球児(44)のもとでのシーズンが始まったものの、接戦を落とし続け、未だに波に乗り切れていない状況が続いている

特に注目されるのが、藤川監督が採用した「継投策」の危うさである

4月9日のヤクルト戦において、阪神は3点をリードし6回に育成ドラフト1位の工藤泰成(23)をマウンドに送り出したが、工藤は暴投と四球を連発し、自らのミスで逆転負けを引き起こした

翌12日の中日戦でも再び9回に登板したものの、2連続四球を与えピンチを招く結果となり、ファンの間に不安が広がった

藤川監督は「どんな選手も失敗を重ねて強くなる」と語るが、失敗が続くことで新人選手に悪影響を及ぼすのではないかという懸念が出ている

加えて、セットアッパーのゲラ(29)も開幕直後から2試合で3失点を喫し、継投策の見直しを求める声がマスコミ関係者の間で漏れ始めた

藤川監督は現役時代、岡田彰布監督のもとで「JFK」と呼ばれる救援陣の重要メンバーとして活躍し、阪神で通算243セーブを記録した

しかし、現在一部の阪神OBからは、勝利への焦りが原因で、選手の育成に迂遠になるのではないかという意見も聞かれる

登板過多の懸念

藤川監督が現役時代には2005年に日本最多の80試合に登板するなどしており、その成功体験が投手の「登板過多」につながるという懸念もある

シーズン14試合が終了した時点で、及川雅貴(23)、石井大智(27)、岩崎優(33)といった中継ぎ投手がすでに7試合投げており、このペースが続くとシーズン中に故障者が増える可能性があると不安視されている

また、ドラフト1位の伊原陵人(24)は2回で2イニングまたぎを担当するなど、大きな負担を強いられている

一方、ベテラン選手には必要以上に厳しい態度を示す藤川監督は「力のないベテランは必要ない」と明言し、開幕から一軍に残れなかった西勇輝(34)は、初先発の中日戦で敗北した後に即二軍降格となってしまった

阪神タイガースの継投策や選手起用に対する藤川監督のアプローチには、賛否が分かれています。特に、新人選手が過度のプレッシャーにさらされることが懸念されるため、長期的な視点で見た場合の選手育成が重要です。これからの監督の判断がチームの運命を大きく左右することになるでしょう。
ネットの反応

阪神・藤川球児監督に関するネット上のコメントは、継投や采配に関する議論が多く、まだシーズンが始まったばかりであることを指摘しつつ、外部からの批判に対して疑問を呈する声が目立ちます

ファンからは、結果が伴えば議論は収束するといった楽観的な見解もあり、現時点での評価が早すぎるとの意見が強調されていました

また、過去の阪神監督の厳しい立場に触れ、「藤川監督も同様の外野の声にさらされる」との心配の声も挙げられています

一方で、藤川監督の経験や能力については期待が寄せられており、今後の成長に期待する意見も多く見られました

選手の起用法や采配に関する具体的な意見としては、投手の出す順番や柔軟な選手起用に期待するコメントがありましたが、その一方で試行錯誤の時期であることも忘れず、冷静に見守る必要性が強調されていました

全体的に見て、藤川監督に対する支援と懸念が交差した意見が寄せられており、今後の展開に注目が集まっています

ネットコメントを一部抜粋

  • 名前も出ないOBな。
  • 物事は表裏一体なので考え方はそれぞれある。
  • まだ開幕して1ヶ月も経ってないのに、外野がうるさ過ぎる。
  • うーん という采配は見られるが、まだ評価するには早すぎダロ。
  • 投手も然り、野手も然りやけど、出す順番の間違いの采配ミスが目立ってると思う。
キーワード解説

  • 継投策とは?試合中、特定の状況に応じて投手を交代させる戦略のこと。
  • 新人選手とは?プロのスポーツチームで初めてプレーする選手の経歴をもつ人のこと。
  • 登板過多とは?選手が特定の期間に多くの試合に出場することを指し、疲労や怪我のリスクが高まることを意味します。
  • セットアッパーとは?勝利を求めるために、主に終盤に登板する投手の役割であり、試合を有利に進める役割を担う。
  • 炎の10連投とは?一人の投手が10試合連続して登板し、その間に全て勝利を収めることを指します。

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