DeNAが小学校向けの野球教育教材を制作、地域貢献へ新たな一歩

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横浜DeNAベイスターズが21日、小学校の体育の必修授業「ベースボール型授業」に対応した動画教材とデジタルブックを制作したことを発表した

これにより、野球の普及と振興に一層の貢献を目指す

教材は球団の地域貢献活動「Bみらいアクション」の専用ホームページからダウンロードが可能で、全国の児童と教員が手軽に利用できる

「ベースボール型授業」とは?

「ベースボール型授業」とは、小学校で必修となっている野球やソフトボールを含む球技の授業形態を指す

この授業は2011年度より必修化され、多くの教員がルールの複雑さや指導法の難しさに困難を感じている

これまで日本プロ野球(NPB)は、教員向けに「ベースボール型授業研究会」を開催し、教員が実施しやすい指導法の提供を行ってきた

教材の内容と特徴

今回制作された教材は、OBがコーチを務めるベースボールスクールの指導のもと、基礎動作の「投げる」「打つ」「捕る」について留意すべきポイントを解説する動画を含む

総計25本の動画は、児童と教員それぞれに向けて作成されており、実際の練習法も紹介されている

DeNAは、地域の教員から収集したフィードバックを基に、専門家の監修を得て、この教材を完成させた

映像制作の幅を広げ続けるDeNA

DeNAは、ただ単に教育活動に留まらず、映像作品の制作にも積極的に取り組んでいる

昨年、球団公式ドキュメンタリー『勝ち切る覚悟~日本一までの79日~』では、全国の劇場で10万人超の動員を記録

この成功を受けて、今年はシーズンに連動した縦型連続ショートドラマ「神様、おねがい」を制作し、SNSを通じて公開している

この新しい試みにより、球団のファン層や若い世代へのアプローチを強化する狙いがある

DeNAの取り組みは、野球を通じた教育の普及と地域社会への貢献が明確です。特に「ベースボール型授業」が小学校での必修化に伴い、教員の負担を軽減し、児童の興味を引くことが期待されます。また、映像制作を通じて新たなアプローチを試みる姿勢も評価されます。
キーワード解説

  • ベースボール型授業とは? - 小学校の体育で必修となる野球やソフトボールを含む球技の授業形態。複雑なルールや指導法が影響し、実施が難しい教員が多い。
  • 地域貢献活動とは? - 地域社会における発展や振興を目的とした活動。DeNAは地域の学校と協力し、教育支援を提供している。
  • 映像制作とは? - 物語や情報を視覚的に伝えるために映像を作る行為。ドキュメンタリー映画やショートドラマなどの形式で、野球の魅力を伝えることを目指す。

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