4月16日に行われたファイターズ戦で、千葉ロッテマリーンズの6番レフトにスタメン出場した山本大斗外野手が、6回1死一、二塁の好機で豪快な一発を放った
このホームランは、プロ5年目の若き選手にとって夢にまで見たプロ初の本塁打だった
山本選手は「これまで打ってきた打球の中で一番の感触だったかもしれません」と振り返る
初球のカットボールをフルスイングで捉えたもので、育成枠で入団した彼の成長を象徴する一打となった
さらに、この攻撃の直前には、2つ年下のチームメイトである先発・田中晴也投手に約束した言葉もあった
「ナイスピッチング
オレが打って決める」と力強く宣言し、その言葉通りに先制の一発を決めた
プロ初ホームランを打った際には「どういうリアクションを取ればいいか分からなかった」と初々しい様子を見せたが、その後の発言ではチームへの責任感をも感じさせた
「0点のままでは勝ち星を付けることができないから、申し訳ないと思っていた
だから、口だけにならずに約束通りに打てて良かった」と自信をのぞかせた
山本選手は、オープン戦期間中に藤岡裕大内野手と石川慎吾外野手から「試合中の気持ちや結果を振り返ることが大切」とアドバイスを受け、自分の打席についてノートを取り始めた
これは、試合後に振り返りを行うことで気付きを得るための新しい試みで、技術的な向上を目指している
彼は「ホームランを打った後も反省しなければならないことがある」とし、勝つための努力を怠らない姿勢を示している
この試合に至るまで、チームは4連敗中という厳しい状況だったが、山本選手の一発がチームの雰囲気を一新した
彼は「自分の打撃でチームの流れを変えてやろうという気持ちでいる」と語り、その気持ちをもってプレイに臨んでいる
昨年、イースタン・リーグでの本塁打数(19本)と打点数(66打点)の2冠王に輝いた山本選手だが、今年も既に5本塁打、21打点という成果を挙げて1軍に合流した
さらに、4月18日には同じく19歳の捕手・寺地隆成選手も初本塁打を記録し、若い力が千葉ロッテマリーンズを引っ張っている
山本大斗選手のプロ初本塁打は、彼自身の成長を示す重要な出来事であり、チームの雰囲気を一新しました。若手選手の活躍がチームに与える影響は非常に大きく、引き続き彼の成長に期待が寄せられます。これからの試合でも活躍が期待されます。
キーワード解説
- カットボールとは?カットボールは、投手が投げるボールの一種で、進行方向が少しカーブしながら進むため、バッターが打ちにくい球種です。
- フルスイングとは?フルスイングは、バッターが全力を出して振り切る打撃スタイルを指し、打球の飛距離を出すために重要です。
- 育成枠とは?育成枠は、プロ野球チームが若い選手や将来性のある選手を育成するために利用する制度で、特別な契約で所属できます。

