午後５時４５分、断続的に降り続いていた雨があがる中でのこの攻撃は、近本光司外野手（３０）のバットから始まった
先発投手ジャクソンに対し、初球はファウル、続く2球も意識的にスイングし、その後の直球を鋭く中前へ運んだ
「早いカウントで走ることができたのが良かった」と語る近本は、さらに中野の打席で初球から迷わず盗塁を決めてシーンを演出
その後、森下翔太外野手（２４）が打席に立ち、初球を打って先制点を奪った
わずか7球で主導権を握る攻撃で、チームの意図を感じる瞬間だった
ジャクソンとは先日の対戦で好投され、7回までに3安打1失点に抑えられたが、小谷野打撃チーフコーチは「常に積極的に、大胆にという心がけが功を奏している」と語る
一方で、攻撃が裏目に出るリスクもあるとしながらも、ベンチはしっかりと選手を信じて送り出している
森下も「場面を整えてくれたので、浮いた球を積極的に打つだけだった」とコメントし、先輩たちとの連携の重要性を強調した
敵地での7連勝中、チームは積極的な作戦を取り入れ、相手から主導権を握る要因とした
この試合の先制点は延長戦に持ち込まれる試合において貴重な一打となり、7球で奪った1点が勝利を決定づける可能性を秘めている
今回の試合は、阪神の攻撃がどれだけ迅速かつ効果的であったかを示しています。早い段階で得点を獲得することがいかに試合運びに影響を与えるか、そしてチームの一体感と連携が勝利に繋がることを証明しました。特に、近本選手の積極的なプレーが攻撃の起点となった点は評価すべきでしょう。
キーワード解説
- 先制点とは？試合の開始時点または早期に得られる得点のことで、相手チームに心理的圧力をかける重要な役割を果たします。
- 盗塁とは？ランナーが投球と同時に次の塁に走り込むプレーで、成功すれば攻撃のチャンスをより広げることができます。
- エンドランとは？バッターがヒットを狙うと同時に、ランナーが次の塁に向けて走る作戦で、守備側の意表を突くことが狙いです。
