その原因の一つとして注目されているのが、相手チームに盗塁を許した数です
今季21試合を経て、相手チームによる盗塁企画は16回に達し、そのうち14回は成功しています
特筆すべきは、ソフトバンクの捕手が相手の盗塁を阻止する能力、すなわち「盗塁阻止率」が昨季の29.5%から、今季は12.5%にまで低下している点です
これは12球団中ワーストの数字で、捕手からの送球による刺殺がわずか1回という厳しい状況を示しています
盗塁阻止率は、選手が相手走者をアウトにする能力を示す重要な指標です
この数値は、捕手の送球速度や精度、さらには投手の牽制（けんせい）やクイックモーションに依存しています
つまり、投手と捕手の「共同作業」が成否を大きく左右するのです
ソフトバンクの倉野信次投手コーチは、「盗塁を許しているのは事実なので、課題だと思っている」と語り、すでに様々な対策を講じていると述べました
髙谷裕亮バッテリーコーチも「捕手が少し慌ててしまうこともある」と問題点を指摘し、正確な送球を取り戻すための練習を徹底する意向を示しました
昨季よりも投手陣の安定感が欠け、チーム防御率が高くなった結果、相手の機動力をいかに抑えるかが、失点を減らす鍵となっています
ソフトバンクの現在の厳しい状況は、昨季の成功が遠い記憶になっていることを示しています。盗塁阻止率の低下は、チーム全体の士気にも影響を及ぼす可能性があり、早急な対策が求められます。選手たちが改善に向けて努力していることは頼もしいですが、結果が出るまでには時間がかかるかもしれません。
ネットの反応
ソフトバンクの捕手の盗塁阻止率が12球団ワーストタイに1割2分5里というニュースに対し、ネット上では多くのコメントが寄せられています
ファンたちは、ソフトバンクの捕手の成績についてさまざまな意見を表明しており、その背景には投手の癖や分析力が影響しているとの見方もあります
一部のコメントでは、盗塁を試みるランナーが多いことや、捕手の重要性が強調されています
また、甲斐キャノンの方式がチームにどれほどの影響を与えていたかを踏まえ、甲斐選手が不在になったことでチームが苦戦していると感じる意見もあります
さらに、他の捕手をスタメンにすることで盗塁阻止率が改善されるのではないかという意見もあり、中には現在のスタメン起用に疑問を呈するコメントも見受けられます
成績の低下は捕手だけでなく、投手陣にも問題があるとの意見もあり、全体的なチームのパフォーマンスとその改善策についての議論が進んでいます
ファンたちは、今後の選手起用や育成方針に期待しつつ、状況が好転することを願う声が多く寄せられています
ネットコメントを一部抜粋
ソフトバンクに限った事じゃないけど。
これだけで「甲斐キャノン」の凄さがわかる。
この急低下…いったいなにがあったんだ。
嶺井がキャッチャースタメンがいいと思うんだが。
育てる以前に素材が悪い。
キーワード解説
- 盗塁阻止率とは？捕手が相手の盗塁をどれだけ阻止できたかを示すパーセンテージで、球団の守備力の一部を反映する重要な統計です。
- クイックモーションとは？投手が走者を牽制するために、素早く投球動作に入ることを指し、盗塁を防ぐ手段の一つです。
- 牽制（けんせい）とは？走者が次の塁に進もうとする際に、投手がその走者をアウトにするために行うプレーで、盗塁を阻止する上で重要です。
