しかし今季（※4月25日時点）、打率は.231と4位に落ち込み、ホームランも7本とリーグ3位にとどまっている
OPS（出塁率と長打率を足した指標）も昨年は.687だったが、今年は.601と下降しており、チームの得点力が著しく低下している
昨季のセ・リーグ首位打者であり、OPSが.983のタイラー・オースティンや、日本シリーズMVPの桑原将志の離脱が影響していることは疑いようがない
しかし、その他主力選手の打撃も芳しくなく、特に佐野恵太や宮﨑敏郎といった打撃の主力がスランプに陥っている
具体的には、佐野は昨季の打率.273から今季は.271と微増したものの、OPSが.705から.630に落ちており、宮﨑も打率.283から.238と落ち込んでいる
さらに、昨季活躍を見せた「打てるキャッチャー」として期待を寄せられた山本祐大も打率.291から.208に、復帰した筒香嘉智も.188から.136といった厳しい数字となっている
一方で、牧秀悟が打率.286、OPS.794で活躍し、新加入の三森大貴や昨季ブレイクした梶原昂希も奮闘しているものの、全体的な攻撃力が欠けているのが現実のようだ
特に、最近の5試合においては総得点がわずか8点にとどまっており、得点力不足が問題視されている
そんな中、三浦大輔監督は「長打が出ていない状態で、つなぐしかない」と打線の現状を憂い、村田修一野手コーチもチーム全体の結束力が不十分であると指摘
村田コーチは「みんなが同じ方向を向くことが重要」だとし、選手たちが互いにサポートしあえる関係を築くことの必要性を強調した
今後、打撃陣が活性化し、得点をどのように生み出すかが、チームの浮上の鍵となるだろう
今季のDeNAの打線が苦しんでいる様子は、首脳陣やコーチにとっても悩みの種です。昨季の成功に比べて明らかに成績が落ちており、特に主力選手たちが不振に陥っていることが大きな問題として浮上しています。チーム全体の結束力を高めることが、今後の改善策として求められるでしょう。
ネットの反応
今回のコメントは、DeNAの打撃不調に関する多様な意見が寄せられています
多くのコメントは、村田コーチの指導法やチームのプレースタイルに焦点を当てています
特に、「一人でできないのが野球」という言葉が象徴するように、選手間の連携やコミュニケーション不足が指摘されています
村田コーチの精神論的なアプローチに対して懸念の声が上がり、具体的なデータや分析をもとにした指導が必要だという意見が目立ちました
昨年、日本一に輝いたことからの期待や過信が、守備や小技を軽視する傾向を生んでいるとも指摘されています
特に、犠打や盗塁といった細かい戦術を重視する意見が多く、安易に長打狙いに頼るスタイルが現在の苦境を招いているのではないかと考えられています
また、選手の個々の役割に応じたプレーが重要だという意見もあります
全体として、過去の栄光に胡坐をかくことなく、地道な努力が求められているとの共通認識が見受けられました
さらに、選手層の厚さやこれまでの実績から、今後の可能性に期待する声もあり、ファンからの応援の強さが伝わってきます
ネットコメントを一部抜粋
田代プロデュースのラーメンがあったら絶対に食べたい
今年も失策数はセ・リーグ最多です
打てない理由が気合いと根性が足りないと言うなら、なぜ25番を使い続ける？
点取りゲームならばどうやって1点をもぎ取るのかを考えないといけない
村田コーチの根性論は危険です
キーワード解説
- OPSとは？出塁率と長打率を足した指標で、選手の攻撃力を示す重要な数値です。
- 打率とは？安打数を打数で割ったもので、選手のヒットの確率を示します。
- スランプとは？選手が普段のパフォーマンスを発揮できない状態のことを指します。
