この試合では、先発投手の伊藤将が6回を投げて2失点(自責点は1)という粘り強いピッチングを見せた
一方、打線では育成ドラフト2位の嶋村が7番・捕手としてスタメンに起用され、4回に公式戦初の長打となる適時二塁打を放った
監督の評価と選手の成長
試合後、平田2軍監督は伊藤将について「初めて嶋村と組んだが、球の力もキレもあって良かった」と称賛したまた、嶋村のバッティングについても触れ、「彼はバッティングの魅力があり、今回のタイムリーはその証だ
リードも落ち着いている」と述べ、今後のさらなる成長に期待を寄せた
捕手としての課題
一方で、木下については「ポテンヒットに苦しめられた」と指摘し、スライダーに対する対処の課題を挙げた「彼にはまだ伸びしろがある
変化球の精度を上げることが今後の鍵であり、それがクリアできれば成長が見込まれる」と語った
ファンへの感謝と戒め
試合を終えた後、監督は安芸の虎党の大きな歓声に感謝し、「ここは伝統あるタイガースのキャンプ地で、負けたことは我々に戒めを与えてくれた」と話した練習の重要性を再認識する結果となったこの2試合に、監督は「原点に帰らせてくれた」と振り返った
今回の試合を通じて阪神の若手選手たちの成長が見られました。特に嶋村選手の活躍は、今後の阪神にとって明るいニュースと言えるでしょう。しかし、課題も残しており、今後の練習に期待が寄せられます。
キーワード解説
- ウエスタン:プロ野球の2軍の試合を指す、トレーニングや若手選手の成長に重きを置いたリーグ。
- 自責点:投手が自分の投球によって直接的に生じた失点のこと。これが少ないほど、投手のパフォーマンスは良いとされる。
- タイムリー:得点につながるヒットを指し、特に試合の重要な局面での打撃を意味する。
- ポテンヒット:バウンドしてポテン(ぽんぽん)するヒットで、しばしば運も関連しているヒットの一種。
- 変化球:投手が投げる球の一種で、スピードや spin を変えた球。打者にとっては打ちづらい球になる。

