5回の裏、1―2でリードを許していた阪神は2死二塁の場面で、渡辺が登場
彼は巨人の2番手左腕・グリフィンが投じた142キロのカットボールに対し、やや詰まりながらも中前に運ぶ同点打を記録した
このヒットにより、渡辺の打率は0.125からの再起を印象づけた
試合後、渡辺は「(小幡)竜平が犠打で送ってくれたので、なんとか一本打ててよかった」と振り返った
彼は前の試合(12日中日戦)でヒットが出たことで、精神的にも楽に打席に立てていることを強調した
渡辺は、1軍昇格後の4日の巨人戦からの10打席の中で、積極的にファーストストライクにスイングを仕掛けており、自己のスタイルを確立しているようだ
彼はプレッシャーのかかる状況でも「インプレー率を上げたい」という意図を持ってプレーしており、簡単に追い込まれて三振や凡打に終わることを極端に避けたいと述べた
これにより、“右の代打一番手”と称されるようになった渡辺の努力が結果につながっていると評価されている
今季初の「代打タイムリー」を記録した渡辺は、3年目を迎えた阪神でのキャリアを着実に築いている
渡辺選手の代打での活躍は、彼自身の成長だけでなく、チームの士気を大きく高める要因となっています。特に、重要な局面での打撃はチームにとって心強いものです。今後もこのような積極的な姿勢が続くことを期待したいです。
キーワード解説
- 代打とは?:試合中にスタメン選手の代わりに打席に立つために出場する選手のことをいいます。
- カットボールとは?:ボールが直線的に進んだ後、バッターに向かって少しだけ曲がるように放たれるピッチングの手法です。
- ファーストストライクとは?:打者が初めて迎えるボールのことで、この球に対してスイングすることで、積極的な打撃を見せます。
- インプレーとは?:ボールがプレー状態にあり、プレイヤーが次の行動を取ることができる状態のことを意味します。

