中日・涌井秀章投手、初先発で阪神に勝利し今季初勝利を飾る

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中日・涌井秀章投手、期待の初先発で見事な勝利を収める

<中日4-1阪神>◇29日◇バンテリンドームで行われた試合で、中日ドラゴンズの涌井秀章投手(38)が今季初登板初先発として阪神タイガース相手に素晴らしい投球を見せ、6回を投げ1失点の成績で今季初勝利を挙げた

涌井投手は、プロ入り以来21年連続で白星を挙げることに成功したが、「まだまだ一線でやりたいので全然気にしていない」と冷静な姿勢を見せた

歴代記録として25年連続白星を持つ東京ヤクルトスワローズの石川雅規投手の存在に触れ、「上には上がいる」と語り、さらなる挑戦を続ける決意を表明した

試合の中で涌井投手は4回に佐藤輝明選手に許したソロ本塁打を含むわずか1失点で、抑え込む投球を披露した

特に6回には、1死一塁の場面で森下選手を146キロの内角低めのストレートで三振に取り、続く佐藤選手もチェンジアップでゴロに仕留めるなど、持ち味であるコントロールが光った

シーズン前のオープン戦では打ち込まれ、初めは2軍スタートとなったが、「3月は正直よくなかった

キャンプ中は寒さの影響で無理できなかったが、4月に入って自分のやりたいことができた」と振り返った涌井投手の言葉には、自信を取り戻した様子が伺えた

39歳になる涌井投手は、後輩選手への面倒見も良いことで知られている

現役ドラフトでDeNAから移籍してきた細川選手もその一人で、不振に悩む細川選手に対して「大丈夫、頑張れよ」と声をかけて励ましを続けた

細川選手は2回に先制の2号ソロを放ち、涌井投手に援護を加えた

試合後、涌井投手は細川選手とお立ち台に上がり「今日の夜、ご飯行こうかとLINEをしたら打ってくれたので、これから先行予約しておこうかな」と笑い交わす場面もあり、若手とのコミュニケーションを大切にする姿勢が印象的だった

阪神戦においては、昨年まで7連敗を喫しており、15年ぶりの勝利を飾った

涌井投手は「1つ勝てて次につながる」と話し、今後の活躍に期待を寄せた

涌井選手の38歳という年齢にも関わらず、初先発での素晴らしいパフォーマンスは今後のシーズンへの期待を高めます。特に、後輩選手へのサポートや、冷静な姿勢は彼の人柄を際立たせています。これからも、若手選手との連携によってチームを支え続けてほしいです。
キーワード解説

  • 涌井秀章とは?:中日ドラゴンズの投手で、プロ入りから21年間連続で白星を挙げ続けている、非常に経験豊富な選手です。
  • 白星とは?:野球において、投手が試合に勝ったことを表す言葉で、勝利を収めたことを示す象徴的な表現です。
  • ソロ本塁打とは?:1人のバッターが打った本塁打で、他のランナーがいない状況でのホームランを指します。

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