国指定の難病「胸椎黄色靱帯骨化症」からの復帰を果たした彼は、バンテリンドームでの試合において中日相手に1回無失点の成績を収めました
この登板は、23年11月の日本シリーズ以来544日ぶり、レギュラーシーズンでは684日ぶりとなります
復帰までの道のり
湯浅投手は昨年8月に手術を受け、その後はリハビリとトレーニングを続けていました自身の体に異常を感じ、右足の感覚が消えていくという辛い経験をしてきましたが、今試合では「やっとここからまた始まる」と感慨深そうに語りました
実際の投球では、緊張と戦いながらも「絶対に点をやらん」という強い意志で1回1安打無失点のピッチングを展開しました
復帰戦でのパフォーマンス
試合では、湯浅選手は7回に登板し、2死二塁のピンチを迎えましたが、敵打者を遊ゴロに仕留め無失点に切り抜けましたその後、湯浅選手がマウンドを降りる際には、バンテリンドームに詰めかけたファンから「おかえり!」という声が響き渡り、彼の復帰を祝う雰囲気が漂いました
過去の困難と新たな目標
湯浅投手は、高校時代から腰の病気やプロ入り後の腰椎分離症など、数々の怪我を克服しながらも、胸椎黄色靱帯骨化症の診断を受けたことで、初めて野球を辞めたいと感じるほどの苦境に立たされましたしかし、その苦しみを乗り越え、彼は「新しい自分を作り上げたい」と目標を明確にしました
コーチ・仲間たちの支え
試合後、阪神の安藤投手チーフコーチは湯浅選手の努力を称え、さまざまな人に感謝しながら復帰への思いを語りましたまた、チームメイトの梅野選手も、湯浅の復帰を特別なものとし、今後のバッテリーとしての活躍に期待を寄せました
湯浅選手の復帰登板は、チームにとっても大きな希望の光となっています
彼の将来に期待が高まります
- 胸椎黄色靱帯骨化症とは?
- 厚労省に指定された難病で、脊髄を守るために重要な役割を果たす靱帯が骨化する疾患です
これにより、下半身のしびれや脱力が起こり、深刻な場合は歩行が困難になることもあります
キーワード解説
- 胸椎黄色靱帯骨化症とは?脊髄を保護する靱帯が骨化する疾患で、しびれや歩行困難を引き起こすことがある、厄介な病気です。
- リハビリとは?病気や怪我からの回復を目指し、心身の機能を回復させるために行う一連の治療やトレーニングです。
- 無失点とは?投手が試合中に相手チームに点を与えないことを指し、ピッチングの評価指標の一つです。
- 復帰戦とは?怪我や病気から回復した選手が、公式戦に再び参加する試合を指します。

