中日草加選手がプロ初登板で衝撃の3者連続空振り三振デビューを果たす

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<ウエスタン・リーグ 中日-広島>◇30日◇ナゴヤ中日ドラゴンズの草加勝投手(23)が、ウエスタン・リーグの試合でプロ初登板を果たしました

草加選手は、入団直後に受けた右肘の手術後、リハビリを続けてきた苦しい時期を乗り越え、プロ2年目にして念願のマウンドに立ったのです

デビュー戦のパフォーマンス

草加選手は2番手として8回から登場し、大歓声を受けながらマウンドへ向かいました

試合開始とともに、彼は広島の4番打者、中村真に対し、この日最速となる151キロの直球を投げ込み、その後、亜細亜大学で培った技術を活かした大きく縦に落ちる「ツーシーム」で空振り三振を奪いました

続けて、次の宇草選手もツーシームで仕留め、内田選手にはスライダーで三振を奪うという、見事な3者連続空振り三振デビューを達成しました

リハビリの努力の成果

草加選手は、亜細亜大学から2023年のドラフトで中日ドラゴンズに1位指名を受けて入団しましたが、入団から間もなく右肘に違和感を覚え、同年2月には「トミー・ジョン手術」と呼ばれる右肘内側側副靱帯再建手術を受けました

この手術は多くの投手が受けるもので、復帰までには長いリハビリが必要とされます

今後の展望

草加選手は、落合英二2軍監督の計らいで初球を自らのもとに受け取りました

落合監督は「この1球を投げるためにずっとリハビリをしてきた」と話し、その重要性を強調しました

草加選手は、「母親が心配しながら応援してくれているので、そのボールを母に渡そうと思っています」とコメントしました

今後は球数を増やし、試合での経験を重ねていく計画です

落合監督は、草加選手の1軍デビューまでにはもう少し時間がかかるとしつつも、彼の成長を楽しみにしている様子です

中日の草加選手のプロ初登板は、彼のリハビリの成果を示す大きなステップといえます。3者連続空振り三振という素晴らしいデビューは、自身の努力と周囲のサポートが実を結んだ瞬間です。今後の成長に期待が寄せられています。
キーワード解説

  • トミー・ジョン手術とは?
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  • ウエスタン・リーグとは?

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