選手たちが活躍する中で、特に注目されているのがプロ11年目の田中貴也捕手(32)である
彼は、29日現在わずか2試合の出場にとどまっているものの、試合前の準備には余念がない
田中選手は、試合前練習において二塁への送球やブロッキング練習などを入念に行い、汗を流しながら自己の成長を図っている
彼は「いつ『(首脳陣から)行け』と言われても行けるように準備しています」と語り、試合に向けた心構えを示している
29日に行われた西武戦では、試合の八回から守備に出場し、無失点で投手をリードした
試合から遠ざかっていたにもかかわらず、「自分の仕事はできたと思います」と満足げにコメント
ベンチスタートの際も「僕のもう一つの役割」として、ダッグアウトからナインを鼓舞するなど、チーム全体の士気を高める存在となっている
田中バッテリーコーチは「彼は試合に出ても出なくてもチームを鼓舞してくれる」と彼に対する信頼を示した
田中選手は、2015年に育成ドラフト3位で巨人に入団し、2020年に楽天へ移籍
山梨学院大学を卒業後、京都・南丹市出身の彼は、沖縄・石垣市の八重山商工高に進学し、恩師のもとで野球を学んできた
「私生活からアンテナを張ること
それによって視野が広がりました」と語る田中選手
彼の口からは、優勝したいという強い願いも聞かれる
見据えるは13年以来12年ぶりの日本一のみである
プロ11年目を迎えた田中貴也捕手は、試合出場の機会が限られている中でも、自己の準備を怠らず、チームを鼓舞する姿勢が素晴らしい。彼のような選手がいることは、チーム全体の士気を向上させる要因となる。優勝目指して努力を続ける彼の姿勢が、チームにどのように影響を与えるのか、今後の展開が楽しみである。
キーワード解説
- 捕手とは?捕手は、野球におけるポジションであり、ピッチャーから投げられたボールを受け取る役割を担っています。また、守備の要として、試合の進行を指揮する役目も持っています。
- ブロッキングとは?ブロッキングは、キャッチャーがボールを受ける際に、バウンドしたボールを逃さないように体を使って防ぐ技術のことです。
- ダッグアウトとは?ダッグアウトは、試合中に選手が待機する場所のことです。ここから選手は試合を観戦し、チームメイトをサポートします。

