先発投手の種市篤暉に続いてマウンドに上がった八木は、この試合で圧巻のパフォーマンスを見せた
先頭打者の野口智哉を143キロのフォークで空振り三振、続く若月健矢も151キロのツーシームで見逃し三振に仕留めた
八木はこの試合で1回・12球を投げ、被安打1本、奪三振2という無失点の結果を残した
特に、ツーシームというピッチングスタイルは、昨年からのモデルチェンジの一環で、今季もそのスタイルを貫く意向を示している
八木の進化と試行錯誤
昨シーズン途中からツーシーム主体の投球に切り替えた八木は、2月16日の楽天モンキーズ戦で最高のスタートを切ったそこでのピッチングは0被安打、2奪三振という結果であった
八木は「引き続き、ツーシームを投げ続けていくことでゴロアウトが増える」と意気込んでおり、その後のオープン戦でも調子を上げていった
しかし、3月の練習試合やオープン戦では打たれる試合が続き、開幕時には二軍スタートとなった
自己分析によると、「体が開き気味になっていることが原因であり、まずはストレートを強化する必要があった」と話していた
ストレートを投げることでツーシームが生きるとの発言から、ピッチングスタイルへの再調整が見て取れる
今後の展望
今後はストレート、ツーシームを駆使したピッチングが求められる八木彼は「強い真っ直ぐを投げることが今の課題」と述べ、さらなる成長を誓った
4月11日以降は無失点を続け、急速に昇格を果たした八木の今シーズンの成績に期待が寄せられている
八木のピッチングスタイル
| 投球スタイル | 内容 |
|---|---|
| ツーシーム | ボールが通常のストレートよりも変化しやすく、打者にとっては難しい球 |
| ストレート | 最も基本的な投球で、球速や直球の威力が重要になる |
| フォーク | 落ちるボールであり、打者のタイミングを崩すのに役立つ |
キーワード解説
- ツーシームとは?:ツーシームは、投球の種類で、ボールが通常のストレートよりも横に変化する特性があります。これにより、打者がバットに当てるのが難しくなるため、多くのピッチャーに利用されています。
- フォークとは?:フォークは、落ちるボールの一種で、バッターのタイミングを狂わせるために使われることが多いです。特に三振を奪うシーンで効果を発揮します。
- 防御率0.00とは?:防御率は、投手がどれだけ得点を防いでいるかを示す指標です。0.00の値は、投げた全てのイニングで得点を許さなかったことを意味します。

