阪神・大竹耕太郎、今季初登板も白星ならず

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(セ・リーグ、中日-阪神、5回戦、1日、バンテリンドーム)投げられる喜びと緊張感が交錯した

開幕から1カ月、けがで出遅れた阪神・大竹耕太郎投手(29)が今季初めて1軍のマウンドに立った

大竹は「やっぱり(シーズン)初登板は何回やっても緊張する

その中でどうやって試合を作っていくことに最善を尽くしていきたい」と語った

春季キャンプ中に下肢の張りを訴え、途中離脱したため、オープン戦には登板できなかった

ウエスタン・リーグでは4試合に登板し、2勝1敗、防御率2.25を記録

これにより1軍への昇格を果たした

大竹は、ソフトバンクから2022年オフに現役ドラフトで加入し、2023年には2年連続で2桁勝利をあげる活躍を期待されていた

しかし、思わぬアクシデントにより開幕ローテーションを同じ左腕の門別や富田に譲る形となり、悔しい思いを抱えている

「しっかり投げている若い子に負けないように、そういう気持ちも、もちろんある」と自身の意気込みを語った

試合は一回から三者凡退と好スタートを切った

しかし、二回には安打と四球で1死一、二塁とされるも、137キロの直球で木下を空振り三振、138キロの直球で土田を見逃し三振に仕留め、持ち前の緩急を使い分けた投球で的を絞らせなかった

ところが、1-0の四回に捕まってしまった

高橋周平に右翼フェンス直撃の適時二塁打を打たれ、続く細川の遊ゴロでは小幡が一塁送球時に転倒

これにより再度勝ち越しを許す結果となった

対戦相手の先発はソフトバンク時代の同僚・三浦

この試合では「互いにベスト尽くして、やっていければ」と語り合ったが、プロ初先発の後輩に勝てないわけにはいかない状況だった

佐藤輝の一発で追い付いた後の五回に、2死一、三塁からスタートを切った走者が一、二塁間に挟まれる間に三走が生還し、再度勝ち越しを許す結果となった

最終的に、大竹は5回を投げて6安打3失点で降板し、今季初登板での白星はつかめなかった

大竹耕太郎が今季初めて1軍のマウンドに登ったものの、けがからの復帰後の試合は厳しい戦いとなったようです。特に四回の失点が痛く、チームとしては今後の巻き返しが期待されます。大竹選手の意気込みや努力が記録に表れる日が待ち望まれます。
キーワード解説

  • 初登板とは?プロ野球選手がシーズンの最初の試合に登板することを指し、特に特別な意味を持つ。
  • 防御率とは?投手が与えた失点を元に計算される指標で、数値が低いほど良い成績を示す。
  • ウエスタン・リーグとは?プロ野球の二軍のリーグで、選手が試合経験を積む場として利用されている。

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