勝連大稀選手、待望の二塁打で復活を印象づける
◆ウエスタン・リーグ ソフトバンク8―0阪神(1日、タマスタ筑後) ソフトバンクの育成6年目、勝連大稀内野手(24)が、今季ウエスタン・リーグで初めての安打を記録したこの試合では、左翼線へ走者一掃となる二塁打を放ち、圧巻のパフォーマンスを見せた
試合のハイライト
勝連選手は4回表から二塁の守備に就き、5点リードの6回には2死満塁の場面で佐藤蓮投手のカーブを見事に捉えたこの打球は左翼線へ飛び、走者を一掃する二塁打となった
「前の打者(庄子)との対戦を見ていて、カーブをたくさん投げていたので、狙っていた
1本出てよかった」と勝連選手は試合後、晴れやかな表情で語った
怪我からの復活
勝連選手は右手の小指を骨折しており、春季キャンプではC組での参加を余儀なくされていた手術のリスクもあったが、復帰までの時間を考慮して、練習と治療を両立する選択をした
「(育成6年目で)時間がないので」と彼はその重要性を強調した
成績の向上
彼はファーム非公式戦で23試合に出場し、打率は2割7分3厘、1本塁打と調子を上げ、4月29日には2軍に合流した高田知季2軍内野守備走塁コーチは「久しぶりに2軍で試合に出ているのを見て、安定感のある守備だった
打撃も力強くなっている印象
今後、出場が増えてくると思う」と彼の能力を高く評価した
今後の展望
育成1年目から2軍の試合に出場し続けてきた勝連選手は、まずは2軍での成果をしっかりと収め、支配下選手としての道を切り開くことが期待されている勝連選手の復帰は、彼自身にとって大きな意味を持つだけでなく、チームにとっても心強い存在となる可能性があります。特に彼が経験した怪我からの回復を視野に入れ、これからの活躍に期待が高まります。さらなる成長を遂げることで、支配下選手へ近づく道が開かれることを願いたいです。
キーワード解説
- ウエスタン・リーグとは? プロ野球の下部組織で、主に新人選手や育成選手がプレーするリーグです。
- 二塁打とは? 二塁打は、打者が一塁を経由して二塁まで到達する安打の一つで、複数の走者が次に得点できるチャンスがあります。
- 育成選手とは? 育成選手は、プロ野球チームに所属しながらも、支配下選手ではない選手のことです。

