巨人・田中瑛斗投手、緊迫した場面で見せた抜群の投球とアイシングの効果

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◇プロ野球セ・リーグ 巨人4x-3広島(1日、東京ドーム) 試合後、笑顔で語ったのは巨人の田中瑛斗投手

彼は「いつもしないアイシングをしました」と明かし、その理由を詳しく説明しました

この日は特に重要な局面が多く、彼は9回、ノーアウト1塁の場面でマウンドに立ちました

高梨雄平投手からバトンを受けた田中投手は、すぐにノーアウト満塁という緊迫した状況に置かれました

田中投手は「苦しい場面に自分がしたんで、本当にゼロで抑えることだけでした」と述べ、勝負の厳しさを実感している様子でした

この状況で対峙したのは、広島のファビアン選手

初球にスライダーを外に投げた後、インコースを攻める投球に切り替えました

特にシュートというボールは外見上ストレートに見えつつも、バッターのタイミングを外す投球スタイルで、6球目にはショートゴロに打ち取り、ダブルプレーを形成しました

2アウトを奪った後、状況をよく把握している阿部慎之助監督がマウンドに来て、「悔いのない球を投げ続けろ」というアドバイスをしました

田中投手はその指示に従い、続くバッターの菊池涼介選手には3球連続でシュートを投げ込むことに成功

サードゴロに打ち取った後には、思わず雄たけびを上げたとのことです

田中投手は、「これは打たれないだろうと思い込んで、投げた、それだけです」と力強く語りました

キャッチャーの甲斐拓也選手も、田中投手のパフォーマンスを称賛し、「瑛斗がよく投げた

本当にすごいです

それは間違いないです」と述べています

しかし、田中投手自身は試合後に「ガクブルだったです」と笑いながら振り返り、「投げ終わってからもずっと震えてたので、いつもしないアイシングをしました

体温が上がりすぎて震えが止まらなかったので、冷静になるためにアイシングしました」と、独自のアイシング方法を導入した理由も明かしました

現役ドラフトで日本ハムから加入した田中投手は、新しいチームでも自らの持ち味をいかんなく発揮しています

この試合での田中投手のパフォーマンスは、特に緊迫した状況での毅然とした投球が光りました。選手の心理的側面やアイシングの使い方など、現代スポーツにおける精神的な調整も重要であることがよくわかりました。
キーワード解説

  • アイシングとは?体の疲労や痛みを和らげるために使用される冷却処置で、競技者が運動後に行うことが多いです。
  • シュートとは?野球において、投球時にバッターが捉えづらい軌道で直球に似たボールです。

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