阪神の森下、今季初本塁打を甲子園で放つ
4回、左越えに同点ソロを放つ森下(撮影・山口登) 「阪神2-5ヤクルト」(4日、甲子園球場)相手に待望の一発が飛び出した阪神タイガースの森下翔太外野手(24)が、甲子園で今季初の本塁打を放ち、ファンを熱狂させた
1点を追う四回、先頭打者として登場し、同点となる3号ソロを放った
森下は今季の打率が.317で38安打を記録しており、いずれもリーグトップの成績を誇る
これにより阪神は連勝を2で止め、2位に後退
今後は5日からの巨人との3連戦に向けて再び首位奪回を狙う
ホームランが放たれた瞬間、浜風とファンの声援が増幅し、打球は甲子園の青空を切り裂いて飛び立った
この日、森下の今季甲子園での初本塁打にスタンドの虎党からは大きな歓声が起こった
「しっかり自分のスイングができました
芯に当たっていたので、入るかなという感じでした
最高の結果になって良かったです」と喜びを表現した
一点を先制された直後の四回、森下は「ある程度(ストライク)ゾーンにくることが分かっていた」と意識して、内角に来た石川のカーブを強振
打球は高く舞い上がり、左翼席に着弾した
これが今季3号弾であり、甲子園では初の本塁打だった
「すごくいい形だった」と、自身でも納得のいく結果となった
試合前には、グラウンドへ向かう通路で「今日も頑張ろう!」と気合を入れていた森下は、試合でもその姿勢を貫いた
初回の第1打席でも左前に痛烈なヒットを放ち、マルチ安打を達成
これまでの38安打は、巨人・吉川と並ぶリーグトップの数字であり、打率も.317に達した
昨年12月の契約更改では「(打率3割以上での)首位打者が一番取りたい」と目標を掲げていた森下
このシーズンも開幕から安定した結果を残し続けている
「正直自分の中では、あまりこれだというもの(アプローチの形)はできていないけど、1打席1打席、多少修正できているので、高打率をキープできている」と自身のパフォーマンスについて分析した
しかし、目指すべき場所はさらに高い
「(打球に)角度が出ていないし、チャンスでも打てていない
まだまだできないことが多い」と反省の言葉も
試合前練習では「魚雷バット」を試すなど、向上心が旺盛である
7回には2死一、三塁のチャンスがあったが、凡退してしまい、9回の守備では内山の右翼への飛球で、打球判断を誤り二塁打を許す結果に
これが追加点につながり、悔やむプレーとなった
「ゴールデンウイークこどもまつり」と銘打たれたヤクルトとの3連戦では、試合前に子供たちと触れ合い、野球でも結果を残すなど、格好いい姿を見せた
5日からは東京ドームに場所を移し、1ゲーム差で追う巨人との首位奪還を目指す3連戦が始まる
「初戦に勝っていい流れをつくりたいと思います」と、自信に満ちた表情で意気込んだ
阪神の森下選手の活躍は素晴らしいもので、甲子園での初本塁打はファンにとって感動的な瞬間でした。彼の言葉からも、自信を持ってプレーを続ける姿勢が伝わり、今後の活躍が期待されます。特に打率や安打数に関してリーグトップを維持することは、彼自身の成長を示す重要な証拠です。
キーワード解説
- 本塁打とは?:野球において、本塁打は打者が投球を打って、直接に本塁に戻る形で得点できる打撃のことです。
- 打率とは?:打率は、打席数に対する安打数の割合を示す値で、選手の打撃能力の指標となります。
- 連勝とは?:連勝は、スポーツにおいて、チームが連続して試合に勝利することを指します。
- フィールディングとは?:フィールディングは、守備の能力を指し、選手がボールを捕球する技術を含みます。

