2024年ドラフト1位に選ばれた古謝樹選手は、開幕以来5試合に先発し、2勝2敗、防御率3.82を記録しています
昨年の成績と比較すると、着実に成長を遂げていることが明らかです
特に注目すべきは、4月6日のロッテ戦（ZOZOマリンスタジアム）での圧巻のパフォーマンスです
この試合では、103球を投げ込み、わずか3安打に抑えてプロ初の完投を達成し、さらに初完封も達成しました
この結果について古謝選手は、「これまで長いイニングを投げさせてもらっても崩れるときがあったので、最後まで平常心でいこうと思っていた」と語り、充実感を滲ませました
昨季は15試合に登板し5勝8敗と苦しい結果でしたが、プロの打者との対戦に不慣れだったことも影響し、体力面に課題が残っていました
特に登板間隔に余裕があったにもかかわらず、7回以上投げたのは2回だけで、8回を投げ切ることができなかったことが問題視されていました
そこで、古謝選手は昨年の秋季キャンプで、他の若手投手陣と共に徹底的に体力を鍛えるトレーニングに励み、「きつい練習をやっていかないと結果は出ない」と自らを奮い立たせました
その成果がこのロッテ戦で表れ、プロ入り後初めて9回のマウンドに立ち、145キロを計時しました
スタミナの向上が見られ、今後の先発ローテーションの柱としての期待が高まります
「岸孝之さんや早川隆久さんが長いイニングを投げ切る姿を見て、自分も甘えていられない」と古謝選手は意気込みました
このまま好調を維持し、先発陣の重要な役割を果たすことができるのか、今後が注目です
古謝樹選手の成長は目を見張るものがあります。特に昨季の反省を生かし、体力面の課題を克服するための努力が、今シーズンの活躍に繋がっています。プロ初の完封は大きな自信となり、今後も先発陣の一員としての役割が期待されています。若手ピッチャーの成長はチームにとっても大きな力になるでしょう。
キーワード解説
- 防御率とは？：防御率は、ピッチャーが投げたイニング数に対して、与えた失点の割合を示す数値で、投手の成績を評価する重要な指標です。
- 完封とは？：完封は、試合でピッチャーが相手チームに一度も得点を許さずに試合を終えることを指し、特に大きな成果として評価されます。
- スタミナとは？：スタミナは、持久力を指し、長時間にわたって一定のパフォーマンスを維持できる能力を示します。スポーツ選手にとって重要な要素です。
