6回を投げて5安打3失点（自責2）という成績で、巨人はこれで3連敗となったが、戸郷は「（手応えは）だいぶあった
新たなスタートが切れた」と前向きなコメントを残した
直球の質を改めて証明
戸郷は初球から直球を4球続け、その中で最速151キロを記録し、阪神の近本を遊ゴロに仕留めた彼は「データより自分のことを最優先に
そんなに腕も体も振らなかった
その中であの球速が出た」と説明し、2軍で取り組んできた「真っすぐの質」を実証した
不振からの復活を目指して
戸郷は開幕戦から3試合で0勝2敗、防御率11.12と苦しんでおり、特に4月11日の広島戦では自己ワーストの10失点を喫し、再調整を余儀なくされた彼は「球が強ければ145キロでも抑えられる」と改めて感じ、球速を追い求める気負いがあることに気づいた
次なるステップに向けて
速さを求めるあまり、持ち味が失われていたことを痛感し、今後は力みを消すことを意識することで、次第に150キロ以上の安定した「真っすぐ」を投げることができるようになった4回には森下に直球を左翼席に運ばれ、6回には4安打で逆転を許してしまった
戸郷は「チームを勝たせられなかった」と反省しながらも、「新しい出力の出し方ができた
次の試合が楽しみ」と前向きな姿勢で次戦を見据えた
これまでの不振を乗り越えた82球が、彼の野球人生に新たな光をもたらすことになるかもしれない
戸郷選手が新たに復帰した試合では、成績こそ振るわなかったものの、彼の前向きな姿勢や新たな投球方法への取り組みは、チームの未来に明るい希望を与えるものであり、次の試合が楽しみです。
キーワード解説
- 防御率とは？ 投手がどれだけ失点したかを示す指標で、少ないほど優秀とされます。
- 真っすぐの質とは？ 投球の中で直球の速さやコントロールの良さを指し、打者を抑えるために重要な要素です。
