阪神、強力打線で巨人を圧倒!なぜ両チームの差が明らかになったのか

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◇セ・リーグ 阪神7―1巨人(2025年5月6日 東京D) 【亀山つとむ 視点】今の阪神打線は、まず近本の出塁が大きい

近本選手は出塁率(出塁率とは、打席に立った選手が出塁する確率のこと)の面でチームに貢献しており、先頭打者としての役割を果たしている

中野選手もつなぎ役として機能しており、各打者はストライクを取りに来た球を確実に打ち返している

先発の井上選手はリズムに乗りたいところで、巨人打線にそのリズムを崩される機会が多かった

巨人からすれば、今年の東京ドームでの阪神戦はホームゲームであるにも関わらず、自分たちのペースで試合を進めることができなかったと言える

阪神が敵地で強いのは、攻撃力の安定感が出てきたからである

これまで投手力に頼る「投手チーム」として知られていたが、昨年のシーズンを経て主力野手陣が成熟し、クリーンアップ(クリーンアップとは、通常4、5、6番打者のことを指し、得点を挙げる役割の打者が揃うこと)も確実に得点を挙げられる状態になっている

昨年までの阪神は、1~5番までで「1点を取れれば」という消極的な戦い方だったが、今では2、3点と安定して得点を重ねられるようになった

「5番・大山」がハマっており、藤川監督は岡田前監督から受けた影響の中で自分のスタイルを貫いている印象がある

野手に対する制限が少なく、自由度の高い攻撃が展開されている

しかし、今後は近本選手が不調に陥った際に、どのように対処するかが試験の一つとなる

巨人の現状では、坂本選手や丸選手といった経験豊かな選手がいないため、試合の流れをつくったり変えたりできる選手が不足している

一方で阪神は、各選手の役割がしっかり決まっており、自分たちのペースで試合運びができれば強いチームである

今回の試合では、両チームの差が明確に出たと言える

今回の阪神と巨人の試合は、阪神打線の安定感と攻撃力が特に際立った内容でした。逆に巨人は経験豊富な選手の欠如が目立ち、流れを作ることができなくて苦しむ結果となりました。両チームの力量の差が見えた一戦でした。
ネットの反応

阪神の打線がより安定感を増している理由として、近本選手の出塁が特に大きな要因であるとのコメントが多く寄せられています

近本選手はチームの中心選手として評価されており、彼の出塁率が高いとクリーンアップの選手たちにプレッシャーをかけられるため、得点が増えやすくなります

また、最近は佐藤選手や森下選手など他の選手たちも活躍しており、その影響でチーム全体の攻撃力が強化されています

近本選手の存在が、特に1・2番コンビとして相手投手にプレッシャーを与えることが強調されており、これが得点機会を生んでいるとの見解が多く見られました

さらに、近本選手自身についても、ムラがあるものの、調子が上がれば期待できる選手としての評価がされています

このように、近本選手と他の選手たちの連携がお互いを支え合うような形が阪神の好調に寄与していると、多くのコメントでは述べられています

また、今後の交流戦や若手選手の成長にも期待が寄せられ、全体的にチームに対するポジティブな見方が強いことが伺えます

ネットコメントを一部抜粋

  • 阪神は近本のチーム、前ならばそう思っていたが、今は佐藤も森下もとてつもない活躍をしている。
  • 近本の調子で勝率がかなり変わる感じですが、今年は中野が打つ、送る、走る、守るまで全てが揃っています。
  • 近本&中野の1・2番コンビが一定の出塁率を保って機動力を駆使できている状況の時は阪神は強いと思う。
  • 攻撃は波が大きいもので、安定などしない。そのうち打てなくなる時が来る。
  • 打線のつながりと森下・佐藤のタイトル争い上位がチームを牽引している。
キーワード解説

  • 出塁率とは?=出塁率は、打席に立った選手がどれだけの頻度で出塁(塁に出ること)できるかを示す指標で、選手の攻撃力を表す重要な数字です。
  • クリーンアップとは?=クリーンアップは、通常4、5、6番の打者を指し、得点を挙げる役割を担います。主に長打力を持つ選手がこの位置に位置します。

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