日本ハム、延長戦で記録的な10投手起用の総力戦に挑む

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◆パ・リーグ オリックス2―2日本ハム=延長12回=(7日・京セラドーム大阪) 日本ハムは、リリーフ投手を駆使した総力戦でオリックスと引き分けに持ち込んだ

特筆すべきは、ベンチ入りのリリーフ投手9人を全員起用し、プロ野球史上6度目、かつ現在のルールでは最多となる10投手を登板させたことである

記録的な投手起用

この試合では、延長12回の際に9番手投手の生田目選手が、一塁ベースカバーの際に右足首を痛めて降板するというアクシデントが発生

新庄剛志監督は、「(10番手の)玉井くんにアクシデントが起こったら、奈良間くんが1番コントロールいいと思った」と判断し、内野手の奈良間選手に投球練習を命じるなど、チーム全体で危機を乗り越える意思を示した

戦略の重要性

このようなケースでは、監督の判断力や選手の柔軟性が試される

プロ野球では、試合の進行に応じて選手を交代させる戦略が求められるが、特に投手の交代は非常に重要である

なぜなら、投手の成績によって試合の展開が大きく変わるからだ

選手起用の挑戦

試合の後、新庄監督はこの戦いに対する評価を述べ、「選手たちは最後まで諦めずに戦った

特に、普段リリーフを任されていない内野手がマウンドに立つという機会は少ないが、チーム一丸となって挑む姿勢が大切だ」とコメントした

日本ハムがオリックス戦で見せた延長戦での投手起用は、これまでにない新しい戦略の一つといえる。監督が選手たちを信じて採った大胆な判断が、最後まで試合を面白くさせた。特に、普段出番が少ない選手が戦局を左右するシーンは、観客にとっても興味深いものとなった。
キーワード解説

  • リリーフ:試合中に登板する投手の中で、主に途中から試合に出場し、先発投手の持ち時間や状況に応じて交代される投手のこと。
  • 延長戦:試合が同点で終了した場合に、それを解消するために設けられる追加のイニング。
  • アクシデント:試合中に選手が怪我をするなど、予期せぬ出来事による影響。

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