4月30日の放送では、2004年に落合博満監督から野手のスタメンを決めるよう指示されたエピソードについて触れ、その経験から得た勝利への哲学を披露しました
司会は宮部和裕アナウンサーが務めます
甲子園での急な指令
前回、川上氏は落合監督から自身の登板日を決めるように指示された旨を語りましたが、今回はさらに驚くべき経験を共有しました阪神タイガース戦が迫る中、落合監督は突然、川上氏にスタメンを決めるように命じました
「忘れもしないです
甲子園のマッサージルームに急に入ってきて、『今日のスタメン決めてくれー』と言われて」と川上さんは困惑した様子
その後、あれこれ選手名を挙げながら、監督は若手選手の選択に対する意見を求めたといいます
戦略の重要性を学ぶ
この出来事は川上氏にとって、試合全体の戦略を考える重要なきっかけとなりました当時の阪神には「JFK」として知られる強力な中継ぎ投手トリオが存在していたため、先発投手は早めに交代する傾向があり、おろそかにできない相手がいました
川上氏はこの経験を通じて、試合の展開を見据えた戦略を考える重要性を理解し、「今日は守りの野球で行くのか、それとも攻撃重視で点を取りに行くべきかを考える」と語りました
具体的には、相手投手の特性や打線の組み合わせを緻密に考える必要があったのです
川上憲伸氏が語ったエピソードは、プロ野球におけるチーム戦略の考え方や指導者の意図を理解する上で非常に貴重です。特に監督からの突然の指示にどう対応するかは、選手としての成長を促す重要な経験でもあり、ファンにも新たな視点を提供しています。
キーワード解説
- スタメンとは?スターティングメンバー、いわゆる先発選手のことを指し、試合開始時にフィールドに立つ選手たちのことを言います。
- 中継ぎとは?試合の途中で登板する投手のことを指します。試合の流れを維持したり、リードを守る役割があります。
- 戦略とは?チームや選手が勝つために立てる計画や方針のことです。試合前の準備や試合中の行動に関わります。

