プロ野球日本ハムの石井裕也投手、絵本を贈呈され感動の瞬間

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2025年5月9日、日本ハムの石井裕也打撃投手(43)が自身が題材となった絵本を贈呈されるという感動的な出来事がありました

アスレチック・エスコンフィールドで行われた会見には、絵本の文章を担当した小川洋輝氏が訪れ、4月30日に発売された「『きこえなくたって』 ーみみのきこえないプロやきゅうせんしゅのおはなし」を手渡しました

石井裕也氏の経歴と特異性

石井打撃投手は先天性の感音性難聴を抱えており、2004年のドラフト6巡目で中日ドラゴンズに入団

その後、横浜ベイスターズ(現DeNA)を経て、2010年に日本ハムに移籍しました

彼は主に中継ぎ投手として活躍し、通算329試合に登板しました

成績は19勝19敗、セーブ6、防御率は3.06となっています

通称「サイレントK」とは?

彼の投球スタイルは、「サイレントK」と呼ばれており、これは耳が聞こえない中でもキレのある直球とスライダーで258三振を奪ったという特異なキャリアに由来します

この称号は、彼の障害を逆に武器として活かした姿勢をファンに印象づけました

絵本の意義と社会へのメッセージ

小川氏は、石井氏を通じて夢を諦めない聴覚障害者を増やすきっかけとなることを目指しています

「耳が聞こえないことが弱さではなく、強さに変わる可能性があることを伝えたい」と彼は語りました

絵本の売り上げは、野球振興と聴覚障害者の支援に全て寄付される予定です

石井氏の思い
石井打撃投手自身も、「本を通じて勇気をもらった」と語り、夢を持ち続けることの重要性を強調しました

「耳が聞こえない人も野球選手になれる」というメッセージは多くの人々に希望を与えることでしょう

石井裕也投手が絵本を贈呈されたことは、プロ野球選手としての彼の勇気や努力が多くの人に影響を与えることを示しています。特に、聴覚障害を抱える子どもたちに夢を持つことの大切さを教えてくれる貴重なメッセージです。
キーワード解説

  • 感音性難聴とは?耳が正常に聞こえない状態のことを指し、音を認識する能力に影響を与えます。
  • 中継ぎ投手とは?試合の途中で登板し、リリーフする役割の投手を指します。
  • サイレントKとは?音が聞こえない中で三振を奪う投球スタイルを指しています。

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