ヤクルト・高梨裕稔、待望の初勝利を家族に捧げる

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(セ・リーグ、ヤクルト5-2巨人、7回戦、巨人5勝2敗、5月9日、神宮)ヤクルトの高梨裕稔投手(33)が、先発とは思えない力投を見せ、今季最多の116球を投げ込んで7回を投げ切り、7安打2失点(自責点1)という成績で遂に初勝利を挙げた

高梨選手は、4月28日の先発投手練習時に周囲の選手たちが練習を終えた後にグラウンドに姿を現し、投げ始めた

すると、「何かあったんですか?」と質問された際、少しの沈黙の後ににやりと笑い、「2人目が生まれた」と嬉しそうに答えた

この表情は普段とは違い、非常に穏やかなものであった

彼は午前10時頃に誕生した次男に立ち会い、「やっぱり感動するよね」と述懐し、さらなる努力への決意を示した

「モチベーションになる

やるしかないっしょ!!」と、高梨選手の言葉は新たな家族への感謝と責任感を表すものだった

昨年12月には、新潟・燕市でのイベントにて取材を行った際、こっそりと「2人目を授かった」と報告され、そのときから彼はすっかり父親の顔を見せていた

今年1月には沖縄・宮古島で自主トレーニングを行い、その際も新しい家族の誕生を心待ちにしていたという

高梨選手の初勝利は、新たに家族が増えたことを受けた特別な一勝となった

オフシーズン中の高梨選手は、長男と共に遊園地である「よみうりランド」を訪れたり、兵庫の有馬温泉へ旅行に出かけるなど、家族との時間を大切にしていた

「ずっと子供と遊んでいました」と喜びを語る彼は、子供が自分の職業を理解するまで、プロ野球選手としてさらに活躍し続けたいと考えている

「1試合でも多くマウンドで輝き、息子たちとの思い出を増やしていく」との思いが、今後のパフォーマンスにも影響を与えることは間違いないだろう

(ヤクルト担当・武田千怜)高梨裕稔選手が初勝利を家族に捧げたことは、勝利の背後にある大切な思いを感じさせます。家族との時間を大切にし、子供たちに良い影響を与えたいと願う姿には、多くの人が共感できるでしょう。高梨選手が今後もこの気持ちを忘れずに、プロ野球選手として活躍し続けていくことを期待します。
キーワード解説

  • 初勝利とは?プロ野球において初めて試合に勝つことを指し、選手キャリアにおける重要な milestone(マイルストーン)となります。
  • モチベーションとは?自分の目標に向かって行動するための原動力や欲求を指し、選手が高いパフォーマンスを発揮するためには欠かせない精神的要素です。
  • 自主トレとは?選手がチームの練習や指導が行われない期間に、自身の判断で行う練習を指し、スキル向上につながることが期待されています。

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