しかし、注目すべきは打撃陣だけではない
投手陣の成績にも目を向ける必要がある
特に、被本塁打の少なさが際立っているのだ
5月9日までに阪神が打たれた本塁打の数はわずか7本であり、これは全12球団中で最も少ない数字だ
他の球団と比較すると、たとえば福岡ソフトバンクホークスは25本と多くなっており、パ・リーグの其他6球団もいずれも2桁に達している中、阪神だけはこの数字を1桁に留めている
さらに、4月27日の読売ジャイアンツとの対戦までは、球団記録に迫る「12試合連続被本塁打なし」を達成していた
開幕から20試合の時点においても、近年の阪神では2019年に30本以上の本塁打を許したことがあるが、今年は横浜DeNAベイスターズの牧選手、ジャイアンツの岡本選手、中日ドラゴンズの上林選手の3本の本塁打のみで、顕著に少ない
甲子園球場は特に右中間が広いことから、本塁打が出にくい環境ではあるが、それだけでこの数字が説明できるわけではない
金村暁投手コーチは、「選手たちが自分のボールを投げられていることが大きい」とし、球場による配球の違いを意識したコミュニケーションが重要であることを明かした
また、バッテリーコーチの野村克則は、「梅野選手と坂本選手がしっかりと考えてプレイしている」とコメントしている
これらは、藤川監督がシーズン前やキャンプ中に指導した内容が選手にしっかりと浸透していることを示している
被本塁打数が少ないという数字は、投手陣の力量だけではなく、バッテリーの連携が生む結果でもある
5月9日までの段階で、阪神はリーグで本塁打数がトップの巨人に3本差の2位に立っている
試合の流れが一振りで変わる中、阪神の投手陣がいかに自らのペースを保ち続けられるかが、今後のシーズンでの鍵となる
阪神タイガースの投手陣の被本塁打数がここまで少ないというのは、驚くべき成果です。特に昨年までの成績と比べると、その改善が際立っています。投手コーチと選手たちがしっかりとコミュニケーションを取りながら、信頼関係を築いていることが寄与しているのでしょう。今シーズンが進む中で、他のチームとの対戦でこの記録がどう変わっていくのか楽しみです。
ネットの反応
阪神タイガースが被本塁打の少なさを強調されている中、球団のピッチャー陣が他の12球団と比べて突出した成績を残していることに注目が集まっています
特に、甲子園の環境が投手に有利に働いているとの意見が多く、打者たちも本塁打数が少なくなっていますが、投手陣の安定感がそれを補っているという評価もあります
中には、阪神の投手陣が持つ圧倒的な力量によって、このような成績が維持されていると考えるファンも少なくありません
また、選手同士のコミュニケーションや、ピッチャーに対してキャッチャーが工夫を凝らしている点も称賛されており、両者の信頼関係が成績に影響を与えているとの指摘もあります
一方で、打撃陣の安定感にはまだ課題を感じるファンも多く、特に相手チームとの対戦成績を上げることが今後の焦点となっているようです
さらに、試合展開によっては順位が変動しやすい状況にいるため、阪神のファンは安定した勝利を願っている様子が伺えます
全体として、阪神が被本塁打において優れた成績を残していることは良いニュースではあるものの、打線の強化や試合ごとの安定感が今後の課題として挙げられています
ネットコメントを一部抜粋
いや、甲子園ピッチャーズパークだとしても誇れる数字。
甲子園とバンテリンは広いからホームラン数は少ない。
これは大変良い事や。
甲子園だからといわれても、相手と同じように甲子園とビジターを戦ってる阪神は21本打ってるからね。
当然でしょ。投手陣は他チームより、群を抜いている。
キーワード解説
- 被本塁打とは?:投手が打者に本塁打を許してしまうことを指します。これが少ないということは、投手の制球力やピッチング戦略が成功していることを意味します。
- 投手陣とは?:野球チームにおいて、投手として試合に出場する選手たちの集合を指します。彼らのパフォーマンスが試合の展開に大きく影響を与えます。
- バッテリーとは?:ピッチャーとキャッチャーのコンビを指します。彼らの連携が試合での成果に重要な役割を果たします。

