球界最年長の石川雅規投手(45歳)と、投手陣の中心を支える小川泰弘投手(34歳)だ
二人のキャッチボールは、単なる投球練習ではなく、言葉のキャッチボールも交えた非常にユニークなものとなっている
言葉のキャッチボールの重要性
その様子は、二人の投球練習中に石川が小川のボールに対し「うわ~、いい球」「今日もボールきているよ」「いい曲がり」と感想を述べることが特徴的だ小川も「今投げたボール、どうでした?」と問いかけることで、相互にフィードバックを行っている
この「言葉のキャッチボール」には、単にボールを投げるだけでは得られない練習の効果がある
キャッチボールの奥深さ
石川の「いいね!めっちゃつながってる」という表現は、一見すると難解に思えるが、小川によれば「上半身と下半身の連動」という投球動作に関するものだ力みがあると、投げる際に筋肉を正しく使えず、「手投げ」になってしまう
このため、二人は体調や投球フォームに応じてキャッチボールを行うことで、どんな時でも最高のパフォーマンスを目指す
自然と生まれたコンビ
コンビとしての特別な契約や秘話はないが、彼らのキャッチボールは日常的なトレーニングルーチンの一部となっており、小川は「石川さんが褒めてくれることで、いい投げ方なんだと確認しながらやれる」とその価値を述べているプロの厳しさと努力の重要性
プロとして24年目を迎えた石川は、「キャッチボールはすごく大事な練習」と強調する日々の体調や状態によって練習内容が変わるため、キャッチボールの必要性を痛感しているようだ
「基本だけど、試合のように投げないといけない」と話す二人の姿勢は、プロの世界における厳しさと成果を出すための努力の象徴である
このヤクルトの石川投手と小川投手によるキャッチボールは、単なる練習以上のものだ。言葉を交わしながら投げ合うことで、相互の信頼や理解を深めている。プロの世界では結果が求められるが、こうした基礎的で地道な努力を大切にする姿勢は非常に印象的である。
キーワード解説
- キャッチボールとは?:ボールを投げてキャッチする基本的な練習で、投手や野手のフィールドでの動作を向上させるために行われる。
- フィードバックとは?:他の人の意見や感想を受け取ることで、それをもとに自分の行動や考えを改善すること。
- 上半身と下半身の連動とは?:投球や走る動作を行う際に、体の上半身と下半身がうまく連携して動くこと。

