東京ヤクルトスワローズ・金久保優斗選手、復活の兆しと今後の課題

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プロ野球界では、一軍と二軍の間には大きな差があり、一軍に定着するためには厳しい競争を勝ち抜かなければならない

この厳しい環境の中で、一軍と二軍を行き来する選手が多く存在する

特に、東京ヤクルトスワローズの金久保優斗選手は、その一例である

金久保優斗のプロフィール

金久保優斗選手は、右投左打の投手で、身長185cm、体重87kgと恵まれた体格を持つ

1999年11月4日生まれで、出身は東海大市原望洋高

彼は2017年のドラフトで5位指名を受けてヤクルトに入団した

キャリアの始まり

金久保選手は、高卒1年目に右肘を痛めてしまい、側副靱帯再建術(いわゆるトミー・ジョン手術)を受けることとなった

トミー・ジョン手術は、野球選手にとっては命取りともいえる怪我の治療法で、再起を果たすには長いリハビリが必要である

一軍デビューと成績

彼は高卒3年目の2020年に一軍デビューを果たし、2021年には先発ローテーションの一員として活躍

一時は10試合に登板し、4勝1敗、防御率2.74という好成績を収めた

しかし、2022年には成績が低下し、一軍での登板は5試合にとどまり、防御率は3.52となった

2025年シーズンの状況

プロ8年目の今季、金久保選手はロングリリーフとして初戦に登板

しかし、3月29日の巨人戦では2回2/3で5失点を喫し、登録抹消となった

しかしその後、ファームに降格してから5試合(うち2先発)で防御率0.00という素晴らしい投球を見せ、5月2日に一軍に再昇格した

以降、3試合連続無失点と好調をキープしている

金久保選手の成長には目を見張るものがあります。一度はフォームの崩れや怪我に悩まされながらも、ファームでの無失点試合を経て再昇格したのは、彼の努力の賜物です。今後は一軍での定着が期待されますが、さらなる安定したパフォーマンスが求められるでしょう。
キーワード解説

  • 側副靱帯再建術とは?:野球選手が肘の靱帯を損傷した場合に必要となる手術で、通常は肘関節を再生させるために自体の腱を移植する手法です。
  • 防御率とは?:投手が投げたイニングに対して許した得点の割合を示す指標で、低いほど良い成績とされます。
  • ロングリリーフとは?:先発投手の後を受けて登板し、長いイニングを投げる中継ぎ投手の役割を指します。

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