プロ野球業界、新たなファン層を魅了する「推し活」戦略を展開

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プロ野球の各球団が、かつて「おじさんのスポーツ」としての印象を持たれていたイメージを払拭し、新しいファン層を獲得するために「推し活」戦略に乗り出しています

この取り組みの一環として、西武ライオンズはベルーナドームで「LIONS BOUQUET SERIES(ライオンズブーケシリーズ)」を開催し、多くの観客を集めています

「推し活」とは?

「推し活」とは、自分のお気に入りのキャラクターやアイドル、選手などを応援し、さらにその活動を楽しむことを指します

最近では、特に若い女性がスポーツ観戦をすることが特徴的で、スタンドで選手を大きなカメラで撮影する姿が見られます

これにより、スポーツ観戦がアイドルのコンサートに近い感覚になっています

ライオンズブーケシリーズの特色

このシリーズはオリックスとの3連戦(16日から18日)を含む5試合にわたり、選手の推し活を促進するための様々な活動を用意しています

球団の魅力をぎゅっと詰め込んだ「花束」をテーマにした企画が展開されており、観戦初心者にも楽しんでもらえるように配慮されています

ブースとフォトスポットの設置

ライオンズは、獅子ビル1階の多目的ルームを「はじめましてブース」として設け、ここではスタッフが選手紹介や野球観戦の魅力を分かりやすく伝えています

また、ライオンデッキや獅子ビルデッキには「フォトスポット」が設けられ、特設コーナーには選手たちの等身大パネルやオリジナルのぬいぐるみが設置されています

特製グッズの販売
さらに、選手たちが華やかな衣装を着ている「撮り下ろしグッズ」も販売され、アクリルスタンドや缶バッジなど、ファンの「推し活」を促すアイテムが取り揃えられています

これにより、試合観戦中に楽しむだけでなく、購入したグッズを通じて自分の好きな選手を日常的に応援できる環境が整っています

西武ライオンズが実施する「推し活」戦略は、単に選手を応援するだけでなく、ファンをより深く関与させる取り組みとして注目されています。特に若い女性ファンが増えていることは、観客動員を促進するカギとなりそうです。また、特別なグッズやイベント体験が用意されることで、観戦の楽しさが大幅に広がっています。
キーワード解説

  • 推し活とは?自分のお気に入りのキャラクターやアイドル、選手などを応援し、その活動を楽しむことを指します。
  • ベルーナドームとは?西武ライオンズの本拠地で、観客に新しい楽しみ方を提供するイベントが頻繁に開催されています。
  • 等身大パネルとは?コンサートやイベントなどで見かける、実物大のサイズで作成されたパネルのことです。ファンはその前で写真を撮ることで、よりリアルな体験を楽しむことができます。

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