試合は楽天がロッテを4-0で制し、藤平は9回のマウンドに立った
新守護神への期待
藤平は則本投手の後任として「新守護神」としての役割を担うことが期待されていたが、4月27日のソフトバンク戦でセーブ失敗を喫し、その後も精彩を欠くパフォーマンスが続いていた再び1軍に昇格する前には、2軍での調整を重ねていた
変化球の巧みな使い方
この試合では、藤平は先頭の藤岡選手を初球150キロの直球で左飛に打ち取ったその後、藤原選手には152キロの直球で打たせずに投ゴロとして三振を奪った
さらに、4番のソト選手に対してはスライダーを巧みに使い、内角低めの初球ストライクから外角低めのスライダーを続けて見逃し三振に仕留めた
試合後のコメント
藤平は試合後、「1軍で今年5球投げていないくらい」のスライダーが良かったと振り返り、「左の内とソト選手の右の外のスライダーをファームで重点的に練習してきた」と語ったまた、再度チャンスを与えられたことに感謝し、試合を重ねるごとに自信を取り戻していきたいとの意欲を見せた
楽天の藤平投手の復活劇は注目に値する。彼のスライダーの改良により、投球内容が改善されたことが伺える。新守護神としての役割を果たすために必要な信頼を取り戻すための初めの一歩といえるだろう。
キーワード解説
- スライダーとは?投手が打者のタイミングを外し、打たせないために使う変化球の一種で、横に曲がる特徴があります。
- 新守護神とは?チームの勝ちを守るための主な投手のことを指し、特に試合の終盤で抑える役割を担っています。
- セーブとは?試合が接戦で勝利を確実にするために、最終回に登板し抑えた投手に与えられる記録のことです。

