特に注目されたのは、2番手投手として登板した伊勢大夢(27)の投球だ
伊勢は先発投手ジャクソンの後を受けて七回の場面で登場し、2死満塁のピンチを迎えた
試合は0-0の接戦となっていた
棘(とげ)のあるような七回、ジャクソンが与えた3つの四球の影響もあり、チームは危機的状況に
ここでマウンドに向かった伊勢は、阪神の2番打者である中野に対し、三球三振に打ち取り、無失点で切り抜けることに成功した
非常に冷静な判断で、重要な場面でのリリーフとしての役割を全うしたわけだ
伊勢は、今シーズンのオフに先発投手への転向を目指していたが、開幕前に再び中継ぎ投手に戻る道を選んだ
それでも「前向きにやるしかない」と話す伊勢は、逆境に対する強い意志を見せた
この日、信頼できる剛腕としてチームを救った伊勢の投球は、ファンやチームメイトにとって大きな勇気となった
伊勢大夢選手の七回のリリーフは、緊張感のある場面にも関わらず冷静に対応した素晴らしいものでした。中継ぎから先発に戻ったときの心情や、その中での成長が見られる投球は、チームの士気を高める役割を果たしたと言えるでしょう。
キーワード解説
- リリーフとは?リリーフとは、試合中に先発投手が降板した後に登板する投手のことです。主に試合の流れを変えるためや、勝敗が決まる重要な場面で登場することが多いと言われています。
- 四球とは?四球とは、打者がボールを投げてくる投手の投球に対して、ストライクゾーンを内外に大きく外れた球を振らずに進むと一度もヒットを打たなかった場合に与えられる塁のことです。

