捕手革命を目指す緑川大陸氏が春季キャンプで新たな指導法を模索

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野球界において「捕手」というポジションは、非常に特殊であり、選手にとって過酷な環境が求められます

しかし、ソフトバンクのキャッチングコーディネーターである緑川大陸氏(33)は、捕手のイメージを変えようと努力しています

2024年春季キャンプでの活動を通じて、彼は「捕手革命」を実現しようとしているのです

過酷な捕手の役割を楽しいものに

捕手とは、投手と連携しながら試合を進める役割を担う選手であり、キャッチング(ボールを捕る技術)、ブロッキング(ボールを防ぐ技術)、スローイング(投げる技術)のほか、配球を考える能力も求められます

緑川氏は、「捕手はスポットライトを浴びることが少なく、心が折れるポジション」と語ります

そのため、彼は「もっと自由に」と選手たちにアプローチし、技術向上だけでなく、楽しさを見出してほしいと考えています

注目された「フレーミング」の技術

緑川氏は、ソフトバンク時代に甲斐拓也選手とともに自主トレを行い、様々な技術を伝授しました

その中でも「フレーミング」と呼ばれる技術が特に注目されており、ボールをキャッチする際の体の動かし方や投手との連携をよりスムーズにするものです

この指導によって、甲斐選手は目に見えて技術が変わったとされています

リズム感を取り入れた新しいアプローチ

緑川氏は、リズムトレーニングを取り入れることで、捕手の動きの幅を広げることができると信じています

他のポジションとは異なり、捕手は「無の状態」からスタートするため、リズムを加えることで、予備動作が生まれます

自らの指導法をアマチュア選手にも還元することで、享受できる技術や考えを広めたいと考えています

今後の取り組み
緑川氏は、昨年からキャッチャースキルに特化したイベント「super fun キャッチャー」を開始し、今年も開催予定です

「ハードなトレーニングでも楽しみながら挑戦することが重要で、捕手の魅力を知ってもらいたい」と語る彼の活動は、捕手のイメージを変え、トップレベルの選手を育成するための重要なステップといえます

緑川大陸氏が捕手のイメージを変えようとする取り組みは、非常に意義深いものです。多くの人が厳しいイメージを持つ捕手ですが、彼の指導を通じて新たな楽しさを見出し、捕手を目指そうとする選手が増えることが期待されます。これからの捕手に必要なスキルや心構えが変わっていく中で、捕手の魅力を知ることができるイベントは、多くの選手たちにとってチャンスとなるでしょう。
キーワード解説

  • 捕手とは?捕手は、野球において重要な役割を担う選手で、投手との連携や試合全体の流れをコントロールする役割を持っています。
  • フレーミングとは?フレーミングは捕手が投手のボールをうまく捕る技術の一つで、捕球の瞬間に体を上手に使い、審判からボールがストライクと見なされるようにすることを目的としています。
  • リズムトレーニングとは?リズムトレーニングは、体の動きをスムーズにするためのトレーニング方法で、捕手のプレーにも役立つと言われています。

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