阪神の前川と木浪が意地を見せるも、広島に敗北

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◆JERAセ・リーグ 阪神2―4広島(16日・甲子園) 17日、甲子園球場で行われたセ・リーグの試合で、阪神タイガースは広島東洋カープに敗れ、首位の座を奪われてしまった

この試合では、阪神の前川右京選手と木浪聖也選手が共に重要な場面でヒットを放ち、意地を見せた

7回、阪神は2点を追い無死一、二塁の場面を迎えた

ここで打席に立った前川選手は、「連打で流れをつくってくれたので、自分も思い切って打ちに行った」と語り、外角の変化球を完璧に捉えた打球が一、二塁間を破りセンター前に飛び込んだ

この一打はチームにとって、なんと35イニングぶりの適時打となった

前川選手は、自身の打点を5月に入って初めて挙げた

続いて木浪選手も、同じ気持ちで打席に向かい、坂本選手の犠打でなおも1死二、三塁の好機

「(坂本)誠志郎さんもつないでくれたので、思い切って打ちにいった」との思いを胸に初球を捉え中前同点打を放った

木浪選手は、4月19日の広島戦での3失策以来、19試合連続でベンチスタートとなっており、この試合は15日のDeNA戦に続いてのスタメン復帰であった

彼は「いいスイングができた」と手応えを感じていた

この日は「Tigers Legends Day」として、2000安打以上を放った阪神のレジェンド、藤田平氏と鳥谷敬氏がセレモニーを盛り上げていた

木浪選手は鳥谷氏の捕手役を務めたこともあり、特別な場での出場に気持ちも高まったようだ

「頑張れと言っていただいたので、自分の仕事をしっかりしようと思った」と語る木浪選手の心意気が伝わった

それでも、この試合で阪神は敗れ、4日以来の首位陥落となった

打線は5戦連続で2得点以下という厳しい状況が続いている

木浪選手は「次は勝ちにつながる一打を打てるように」と、決意を新たにしていた

この試合は阪神にとって特に重要な瞬間が多かった。前川選手と木浪選手が共に意地を見せつつも、チームとしては結果が出なかったことが残念だ。彼らの活躍は今後に繋がる期待感があり、次戦での勝利を目指して頑張ってほしい。
キーワード解説

  • 適時打とは?:試合中に得点を獲得するために打たれるヒットのことを指します。特に得点が必要な状況でのヒットは、チームにとって重要です。
  • スタメン復帰とは?:レギュラーとして試合に出場することを意味します。長いベンチ待機の後に復帰することは、選手にとって大きな意味を持ちます。
  • セレモニーとは?:特別な行事や式典のことを言います。この試合では過去の偉大な選手を称えるイベントが行われました。

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