阪神大山、雨上がりの甲子園での貴重な活躍がチーム勝利を引き寄せる

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「阪神5-2広島」(17日、甲子園球場)

雨上がりの甲子園で、阪神タイガースの大山悠輔内野手が堂々たる表情で同試合のヒーローに輝いた

大山は、5回に2点適時二塁打を放ち、チームが勝利する手助けをした

「しっかり準備して入りましたし、チームが勝てて良かった」と語った彼の言葉には、勝利への強い思いが表れていた

試合中、阪神は1点リードの5回、1死満塁の好機を迎えていた

大山の打席に入ると、対戦投手の床田は四球を出した前の打者に対して警戒し、結果的に大山にチャンスが巡ってきた

追い込まれながらも、4球目の暴投で1点を追加した後、低めの変化球に食らいつき、左翼線への鋭い二塁打を放った

ボールは三塁手の小園に当たるも強烈な打球がはじき出され、計2点を奪った

「大竹がいい投球をしているので、早い段階で援護をしたいと思っていました

チャンスの場面で思い切って打つことができましたし、得点につながって良かったです」と大山は振り返る

実は、彼にとってこのヒットは10試合ぶり、43打席ぶりの適時打であり、16日には自己ワーストの21打席連続無安打という厳しい状況も重なっていた

それでも大山は冷静で、前日の左前打が得点に結び付いたことで、自信を取り戻し、存在感を示した

4月から使用していた「魚雷バット」から通常のバットに戻したのも、本人の考察の一環といえる

試合後のコメントでは「また明日、頑張ります」と話し、信頼される5番打者として更なる活躍を誓った

今回の大山選手の活躍は、彼自身の厳しい状態を乗り越えた証しでもあり、チーム全体の士気を高めるものでした。今後もこうしたパフォーマンスを発揮し続けることが、阪神タイガースのさらなる勝利に繋がるでしょう。
キーワード解説

  • 適時二塁打とは?:試合中に得点を生み出す役割を果たす二塁打のことで、チームにとって非常に重要な瞬間となる。
  • 四球とは?:投手が打者に対して投げたボールが四つのボール(ストライクを含めずに)となり、打者が無条件で一塁に出ることを意味する。
  • 変化球とは?:直球以外のボールで、投手が変化を加えることで打者のタイミングを外す役割を持つ球種のこと。
  • 暴投とは?:捕手のミットを外れるように投げられたボールで、そこから得点が生まれることもある。
  • 魚雷バットとは?:特定の形状を持つバットで、その名の通り飛びやすい特性を意図して作られている。

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