新井カープ、猛練習で得点力強化に挑む春季キャンプの実態
2025年シーズンの春季キャンプにおいて、新井カープが得点力を強化するための猛練習が話題を呼んでいる秋季キャンプと春季キャンプを通して、野手陣は徹底的に振り込みを行い、選手育成の伝統が息づいている
選手５度のリーグ優勝、３度の日本一を経験したOB・山崎隆造氏が懐かしいキャンプの思い出を語るため、過去のエピソードを再編集し、読者に届ける
キャンプのスタートと自主トレの厳しさ
山崎氏によると、1988年の秋季キャンプが特に印象深いと語る彼がカープに入団した当初は、2月1日の春季キャンプからチーム全体の練習が始まるのではなく、1月前半から自主トレが行われていた
自主トレは実際にはキャンプに近い内容であり、「第一次広島キャンプ」とも呼ばれていたという
この時期は厳しい練習が行われ、選手たちは広島県総合グラウンドで肉体的にも精神的にも鍛えられた
練習の内容と先輩たちからの影響
当時のカープには名選手が揃っており、特に高橋慶彦選手は「練習の虫」と称され、常に高い練習意欲を示していた山崎氏も彼の姿勢に影響を受け、スイッチヒッターに挑戦する際にはとにかくバットを振り続けていたという
厳しい練習の中で、選手たちは互いに切磋琢磨し、成長していった
厳しさを伴った秋季キャンプ
古葉竹識監督の下、若手選手たちは特に秋季キャンプの厳しさが印象に残っているシーズンの終了後に行われるこの猛練習は、今やカープの伝統として継続している
1988年の秋季キャンプでは、選手たちは朝から晩まで徹底的に鍛えられ、全員が同じ練習メニューにむかう姿が見られた
テーピングを巻いて走り続ける選手たちの姿は、まさにカープの根性を象徴している
新加入選手の反応
日本ハムからトレードで入団してきた高代延博選手も、その厳しさに驚いていた彼は周囲から聞いていた厳しさとは比べ物にならないという印象を持ったと語る
その様子は、多くの選手が同じ状況に置かれる厳しい練習環境を示している
新井カープの春季キャンプでは、選手たちが獲得した得点力向上を目指して厳しい練習に励んでいます。OBの山崎氏が体験した昔の厳しい練習環境が今も引き継がれていることは、チームの伝統の一部として多くの選手に影響を与えていると言えます。特に新人選手にとっては、その厳しさが成長の糧となる重要な要素となっているのでしょう。
キーワード解説
- 春季キャンプとは？：プロ野球シーズンの始まりに向けてチームの準備をする練習期間のことを指します。この期間には選手たちが集まり、チーム全体での練習が行われます。
- 自主トレとは？：自主トレーニングの略で、選手が自ら計画し、自主的に行うトレーニングのことです。チーム全体の練習が始まる前のオフ期間に行われることが多いです。
- ベテランとは？：長い経験を持つ選手のことを指します。若手選手と比べてプレッシャーの中でのパフォーマンスが期待される特別な存在です。
- テーピングとは？：関節や筋肉を固定するために使われるテープのことです。けがの予防や、回復を促進するために選手が多く使用しています。
