内野手の牧原大成(32)が、延長戦の1死満塁というチャンスで打席に立ち、2023年の6月6日以来のサヨナラ決勝打を記録した
この試合は、牧原の192打席ぶりの安打で、チームはドロー寸前の接戦を勝ち抜いた
試合は「ピンクフルデー」として開催され、多くのファンで賑わったスタジアムは興奮に包まれた
ソフトバンクはこれで5カード連続勝ち越しとなり、勝率を5割に戻すことに成功した
次の試合では、首位の日本ハムとの直接対決が控えており、ソフトバンクは巻き返しのチャンスを掴んでいる
延長12回、1死満塁の場面で牧原が打球を右前へ運ぶと、スタンドからは大歓声が響いた
牧原は「ここ数試合はチームに迷惑をかけていた
悔しさしかなかったです」と、胸の内を語った
試合は4時間に及ぶ死闘であり、28歳の内野手はヒーローとしてチームメートに迎えられた
さらに、9回には守護神オスナがリードを守り切れなかったため、延長戦に突入
12回の攻撃は仲間の3四死球によってチャンスが繋がった
牧原は「やられている球で来ると思った
それだけを狙っていきました」と、積極的な姿勢で打席に臨んだ
以前の4試合でノーヒットだったが、緊張感の中での一打は見事に試合を決めた
守備面でも牧原は光を放った
3回には、2死一、二塁の場面で辰己の右前へ抜けそうな打球をダイビングキャッチし、先発の上沢を強力にバックアップした
牧原は「打ててない時は守備で絶対に何とかしてやろうという気持ち」と、常にチームに貢献する意識を持ってプレーしている
小久保監督も、「3、4試合ヒットを打っていなかったが、守備で貢献してくれていた
最後の打席はナイスバッティングでしたね」と牧原を称賛した
これで5カード連続勝ち越し、ついに4月14日以来の勝率5割に復帰
明日からは首位・日本ハムとの対戦が待ち受けており、指揮官は「首位を走らせるわけにはいかない
対戦できる喜びを感じながら戦いたい」と、強い決意を表した
今回の試合は、ソフトバンクにとって非常に重要な勝利となりました。牧原選手のサヨナラ打は、個人の苦しみを乗り越えた瞬間であり、チーム全体の士気を高める要素にもなったでしょう。今後の対戦相手である日本ハムとの試合に向けて、この流れを保つことができるかが焦点となります。
キーワード解説
- サヨナラ打とは?試合の最終局面で、相手チームに勝利をもたらすヒットを打つことを指します。
- 延長戦とは?試合が同点のまま終了時間を超えた場合に行われる追加のイニングで、勝者を決定するためのプレイが続けられます。
- フォークとは?ピッチャーが投げる球の中で、落ちる特性を持つ変化球の一つで、打者にとっては非常に打ち取りにくい球です。
- 守護神とは?チームの後半、特に重要な局面で抑えの投手として登板する選手のことを指します。

