この達成は、12年目を迎えた岩崎にとって大きな節目であり、『感謝です』との言葉でその思いを伝えた
彼がプロ入り当初から現在に至るまでの道のりには転機があり、それが2016年、金本監督の決断によって先発から中継ぎへと立場が変わったことだった
当時岩崎は、「あのまま先発なら、今頃クビになっていたかもしれないし、トレードに出されたかもしれない」と振り返り、配置転換が自身のキャリアにおいて極めて重要だったと述懐した
以降、様々なポジションを経験し、最終的にはクローザーとして活躍を続けている
岩崎は、今年も試合を重ね、徐々にセーブ数を積み上げ、大台の達成が見えてきたことから、周囲には彼の成長を認識する声が高まっている
特に注目されるのは、岩崎自身が日々の経験を通じて若手選手たちに向ける期待だ
彼は、「1、2年活躍する選手はいっぱいいるじゃないですか
やっぱり自分としては、長くやってほしいですよね」と語り、若手選手の成長を願っている
その中で、石井大智や桐敷らの名前を挙げながら、共にブルペンで頑張りたいとの思いも表現した
さらに、岩崎はブルペンの厳しさについても言及した
救援投手は、試合の流れを大きく左右する役割を担うため、入れ替わりが激しいことが特徴だ
この点において、阪神のブルペンは常に新たな選手が登場し、強みとされているが、自身がやってきた役目が更に重要なものであると感じている
実際、18日の広島戦では、岩崎が3連投を避けるため、8回を桐敷、9回を石井が担ぎ、それぞれ無失点で試合を締めくくった
岩崎の存在は、若手選手たちにとって目標であり、彼が築いてきた実績と経験は彼らにとっての「レガシー」となるだろう
岩崎は若手選手たちに対し、自身の経験を伝えながら、更なる高みを目指す意欲を持ち続けている
今後、彼がどのように成長していくのか、そして後輩たちとどのように歩んでいくのか、注目が集まっている
岩崎選手の100セーブ達成は、彼の長年の努力と成長の証です。特に若手選手へのメッセージが印象的で、彼がキャリアを通じて培った経験は、新たな選手たちにとっての励みになることでしょう。彼が後輩たちに希望を持っている姿勢が、阪神の未来につながることに期待が寄せられます。
キーワード解説
- セーブとは?:セーブは、リリーフピッチャーが試合の勝利を守るために投げることです。その条件として、試合の展開や得点差が関係し、チームが勝つためには非常に重要な役割です。
- クローザーとは?:クローザーは、主に試合の終盤に登板し、勝利を確実にするための救援投手のことです。彼の登板が試合を締めくくるため、非常に緊張感のある役割を果たします。
- ブルペンとは?:ブルペンは、投手が試合の途中で登板するために準備をする場所で、選手たちが暖かくなるための時間を持つ場です。ここでピッチングの調整を行います。

