これにより、大商大は6月に神宮球場で開催される全日本大学選手権に出場することが決定した
鈴木豪太の活躍と完投勝利
大商大のエースである鈴木豪（4年、東海大静岡翔洋）は、2日連続の完投勝利を収め、優勝に大きく貢献した鈴木は、そのスタイルとして知られる右サイドからの速球とフォークボールを駆使し、敵打線に抑えをかける投球で9回1失点の好成績を達成した
彼は前日同様、100球を超える投球を投げ抜いた
完投とは、投手が試合の全イニングを自身で投げ切ることを指し、特に軸となるピッチャーがこの働きをすることはチームにとって重要である
連覇を支えた精神力
この試合は、もし敗れれば連覇が途切れる危機的な一戦であり、鈴木選手にとってもただの試合以上の意味を持った彼は「これでこそ商大のエースかな」と語るほどに、その試合への覚悟を示した
下級生時代から中継ぎとして活躍していた鈴木は、2学年上の先輩である上田大河（現西武）の姿を思い出していた
上田選手が連投で逆転優勝を遂げた際の印象も、鈴木選手の投球に影響を与えている
チーム成績と最優秀選手の発表
今季の大商大は、1試合平均失点が1.45というリーグ最少の成績を誇るなど、守備面でも強さを見せたチームは4月に監督が不祥事で解任されるという衝撃の出来事を乗り越え、大黒柱である鈴木の揺るぎない強さが際立った
最終成績は以下の通りである
| 順位 | チーム名 | 勝ち | 負け | 勝ち点 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 大商大 | 9 | 2 | 4 |
| 2 | 京産大 | 8 | 2 | 4 |
| 3 | 龍谷大 | 8 | 5 | 4 |
| 4 | 大経大 | 5 | 7 | 2 |
| 5 | 神院大 | 4 | 8 | 1 |
| 6 | 大院大 | 0 | 10 | 0 |
大商大が今回のリーグ戦で見せた強さは、精神的な側面も含めて非常に印象的でした。特に鈴木選手の活躍は、連続完投という大きなプレッシャーの中でのものだったため、彼の成長とエースとしての覚悟を感じました。また、新監督のもとでどのようにチームが一致団結して戦っていくのか、今後の全日本大学選手権に期待が高まります。
キーワード解説
- 完投とは？：投手が試合の全イニングを一人で投げきることを指し、特にその力が試される重要な役割です。
- 自責点とは？：投手が与えた失点のうち、自らの投球による失点を指し、特に彼の実力を測る指標となります。
- エースとは？：チーム内で最も信頼されている投手のことを指し、その成績や精神力がチームを支える重要な存在です。
