シーズンが開幕してから約2ヶ月が経過したが、いまだに二軍で調整を続ける選手も存在しており、特に今シーズンは若手の台頭が著しい
ここでは、一軍出場がないベテラン選手の一人、中日ドラゴンズの福敬登選手に焦点を当てたい
福敬登選手のプロフィール
福敬登選手は左投左打の投手で、身長181cm、体重98kg1992年6月16日に生まれ、神戸西高からJR九州を経て、2015年ドラフト4位で中日ドラゴンズに入団した
プロ10年目を迎えた彼は、そのルーキーイヤーから27試合に登板し、早くも存在感を示した
故障からの復活
福選手は2017年に左肩の故障に悩まされ、育成契約を余儀なくされたしかし、2018年に支配下契約に復帰し、その後は見事な復活を遂げる
2019年から2021年までの3年間には、合計で72ホールドポイントを挙げ、リリーフ左腕としての地位を確立した
難病との闘い
2022年には、国指定の難病である黄色靱帯骨化症を発症し、手術を受けたが、2023年には復帰を果たし、29試合に登板したしかし、昨季は防御率1.54の好成績を残しながらも、登板数が13試合にとどまった
新シーズンの到来を迎えた福選手にとって、現在の状況は正念場となっている
今後の展望
福敬登選手は経験豊富なリリーバーであり、その存在は中日ドラゴンズにとって非常に重要である一軍昇格が待たれる中、彼がどのようにして復活を果たすのかが今後の注目ポイントと言えるだろう
福敬登選手の現状は、プロ野球界の厳しい競争を象徴しています。実績豊富でも若手選手の影響で一軍に上がれない選手の姿は、プロの世界の厳しさを物語っています。彼の復活を期待する声も多く、今後の動向が注目されます。
キーワード解説
- ホールドポイントとは、登板中に失点を許さずに試合を終えた投手に与えられるポイントで、リリーフ投手の実力を示す指標として重要です。
- 黄色靱帯骨化症とは、骨の異常な成長により靭帯が硬化し、神経を圧迫する病気です。運動能力に深刻な影響を与えることがあります。

