ヤクルト・石山泰稚、100セーブ&100ホールドに王手をかけるもチーム優先の姿勢

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(セ・リーグ、広島-ヤクルト=雨天中止、7回戦、21日、マツダ)プロ野球ヤクルトスワローズの石山泰稚投手(36)が21日の試合中、100セーブと100ホールド達成に王手をかけたことを明かした

この記録はプロ野球史上9人目の偉業となるが、石山選手は「数字は気にしてない

チームでやっていることなので、打たれてもとにかく勝てればいい」と自身の意志を語った

安定した成績を残す石山

プロ13年目となる今季、石山選手はこれまで15試合に登板し、防御率1.26、9セーブを達成している

防御率とは、一定のイニングを投げた投手が与えた自責点の平均を示す指標であり、低いほど投手の成績が良いとされる

石山選手は安定した投球で守護神としての地位を築いているが、数字に対する重圧よりもチームの勝利を第一に考えているという

救援陣を支えるベテランの奮闘

100セーブ・100ホールドを達成すると、その記録の持ち主はプロ野球史に名を刻む

しかし、石山選手は「数字を残せているのはうれしいですが、いろんな人の勝ちを消している」と複雑な心境を明かす

これは、試合中に救援投手が他の投手の勝利を奪うこともあるという理解から来ている

高津監督の評価

石山選手の日米通算313セーブを達成したことを受け、高津監督は「誇れる数字」とコメント

これにより、チーム全体が石山選手を支えていることが理解されていた

雨天中止の影響
この日の広島戦は雨天中止となり、石山選手にとっては次回の登板に期待がかかる

昨年はマツダスタジアムで2勝10敗という成績を残し、難敵相手の戦いを強いられてきた

高津監督は、「石山が九回のマウンドに上がる姿をたくさん見られるように、何とかこちらとしてもゲームをつくっていきたい」と前向きにコメントした

石山選手の記録達成への意欲とチームを優先する姿勢は、多くのファンに感銘を与えています。個人の成績だけでなく、チームの勝利を重視する考え方は、プロフェッショナルとしての模範です。また、雨天中止は試合の流れを変える要因であり、その影響をどう乗り越えるかが試合の鍵となるでしょう。
キーワード解説

  • セーブとは?:投手が試合の最終局面で失点を許さず、勝利を守る役割を果たした際に記録される。
  • ホールドとは?:救援投手が試合をリードした状態で登板し、そのリードを守る役割を果たした場合に記録される。

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