打線は宮本丈内野手がプロ8年目で初の4番・右翼で先発出場し、初回に右前適時打を放つなど起用に応えた
宮本選手は、内角に来た直球に反応し、初回2死三塁の場面で適時打を放った
この打撃は特に「好球必打」という言葉を体現したもので、つまり自分が狙った球を見極めて打つという姿勢を示している
1ボールからの2球目を一振りで捉えた宮本選手は、一塁上からベンチに向かって右拳を突き上げ、喜びを表現した
22日の試合では雨天中止となった21日の影響でスタメン表を見た際、宮本選手は胸が高鳴ったと振り返る
「みんなびっくりしていました
僕もびっくりしましたけど」と語り、大瀬良選手がスライドで登板したこともあって自分が座る“席”に変更はなかった
「初めてなので結果を出せるように頑張ります
チームがいい形で勝てるように」という熱い思いで打席に入り、見事に有言実行の活躍を披露した
今季のヤクルトは村上選手が上半身のコンディション不良で離脱しているため、4番はオスナやサンタナ、村上、山田、内山、茂木に次いで今季7人目の起用であったが、宮本選手はそのスタメンを自身の実力で勝ち取った
開幕から代打の切り札として出場し、代打成績は打率3割8厘、出塁率5割2分6厘という驚異的な数字を残している
高津監督も「チームとしてはいろいろ悩んで、彼を4番にしました
1打席目でさっそく結果を出してくれたので良かった」と評価し、「その後(3回の)満塁で、一本打ってくれたら、なおよかったんでしょうけど、慣れないポジションでよく頑張ったと思います」と宮本選手への期待を寄せた
宮本選手はこの日、3打数1安打1打点、そして2出塁を記録し、『つなぎの4番』としての役割を果たした
その存在感は確かに示された
ヤクルトの宮本選手が8年目で初めての4番起用に見事に応えた試合でしたが、引き分けに終わったことは少し残念です。彼の活躍はチームにとって重要な役割を果たし、特に初回の適時打は期待以上でした。今後の成長にも期待が寄せられます。
キーワード解説
- 4番とは? 4番は野球において最も打順が重要とされるポジションで、チームの主力打者が立つことが多いです。この選手が得点する役割を担うため、打率や打点が求められます。
- 適時打とは? 適時打は、得点を挙げるためのヒットを指します。相手チームにとっては、非常に戦略的な場面で必要とされる打撃です。
- 出塁率とは? 出塁率は、選手が出塁する確率を示す指標です。安打だけでなく四球や死球も含むため、選手の攻撃力を見る上で重要なデータとなります。

