自らの登場曲「From Bayside」を聴きながら臨んだ試合で、完封勝利を収めたのだ
この試合が、石田にとっては「聞き納め」ともなり、彼の心の中に深く刻まれた
「From Bayside」は、ラッパーの「Jo Junior(ジョー・ジュニオール)」が作詞作曲を手掛けたヒップホップの楽曲で、石田が中学時代に硬式野球チーム「神奈川横須賀ボーイズ」で同じチームメイトだったJoからの贈り物となっている
曲の中には横浜愛が込められており、石田はこの曲を「仲間」との絆を象徴するものとして、試合前に聴いて士気を高めてきた
しかし、今後は新たなメロディへの期待が高まっている
Joは「今度は裕太郎オリジナル曲をつくる」と宣言しており、6月上旬には新曲の完成を目指しているという
石田の要望を受けて、ヒップホップの要素にロック調を加えた新曲が制作される予定だ
石田はこの日の先発登板を4月4日の広島戦以来のものとし、試合後には満足感あふれる表情を見せていた
彼の背番号54は、この勝利と音楽の新章を迎える準備が整ったようだ
(DeNA担当 大木 穂高)石田裕選手の完封勝利は、彼の成功を際立たせただけでなく、個人的な楽曲との別れを思わせる特別な日となった。今後の新曲に対する期待感が高まっており、石田の新たなスタートにも注目が集まるだろう。
キーワード解説
- 完封勝利とは?試合中、投手が相手チームに得点を一切許さず、無失点で試合を終えること。
- 登場曲とは?選手が試合前や打席に入る際に流す音楽のこと。選手の個性や士気を表現する重要な要素となる。
- ヒップホップとは?アフリカ系アメリカ人の音楽スタイルで、ラップやビートボックス、DJ技術などが特徴の音楽ジャンルを指す。
- オリジナル曲とは?アーティスト自身が作詞作曲した楽曲で、他の作品を参考にするのではなく、独自のアイデアから生まれた曲のこと。

