試合の流れ
試合は4回に突入し、1死一、三塁の場面で甲斐がバッターボックスに立った2球で追い込まれた状況にもかかわらず、粘り強い打席を展開
ボール球を見逃し、際どい球をファウルでしのぎながら、10球目には116キロのカーブにしっかりと反応
スイングを途中で止めるような巧みな技術で、ボールを中前に運んだ
この先制打により、巨人はこの回一挙4点を挙げ、試合の主導権を握った
厳しい局面を乗り越えた甲斐
試合前、甲斐は左前打で出塁した際、続くヘルナンデスの打球によるプレーで一塁にヘッドスライディングを行い、指を痛めるアクシデントに見舞われたチームは岡本や丸といった主力選手がケガで離脱しており、ベテラン選手の長野と坂本も不調で2軍調整中のため、チーム状況は厳しいものだった
運ばれる不穏な空気の中、コーチとトレーナーが状態を確認した結果、プレーを続行することができて安心感が漂った
チームを支える正捕手の存在
甲斐は試合前の時点で、吉川に次ぐチーム2番目の出場数、40試合を誇る選手であり、正捕手としての役割を果たし続けている彼が繰り出すバットの力は、チームにとっての安定剤といえる
甲斐拓也選手の先制打は、チームにとって非常に大きな意味を持つプレーでした。厳しい状況下でも彼が冷静にプレーを続け、チームを引っ張っていく姿勢が感じられます。これからの試合でも彼の活躍が期待されます。
キーワード解説
- 先制打とは？試合の流れを優位に進めるための得点を意味し、選手やチームに勢いをもたらす重要な一打です。
- ヘッドスライディングとは？一塁や二塁への激しい突入時に、身体を使って基本的な走塁テクニックの一つで、手足を使ってスライディングすることで、アウトを回避しようとする動作です。
