このゲームでは、延長11回まで持ち込まれた緊迫した展開の中、阪神の投手・湯浅が重要な役割を果たし、997日ぶりの今季初勝利を手にしました
湯浅の脱力感あふれるピッチング
延長10回のマウンドに上がった湯浅は、先頭打者・板山をスライダーで空振り三振に仕留め、続く岡林も中飛に打ち取ります一時的にピンチを迎える場面もありましたが、冷静な判断で申告敬遠を選択し、最後は加藤匠を見逃し三振に抑えました
「よっしゃ」と叫び、勝利を収めた湯浅の頬には安堵の色が浮かびました
997日ぶりの勝利投手に感慨深く
湯浅にとって、997日という長い期間は決して短くはありませんでした国指定の難病「胸椎黄色靱帯骨化症」に苦しみながらも、4月29日以来の復帰登板を果たし、これで10試合連続無失点という驚異的な記録を達成しています
「この調子で継続していきたい」と話す彼の姿は、同じ病で苦しむ人々への希望となっています
仲間たちへの感謝
湯浅は試合後、投手陣全員に感謝の意を表しました「村上さんや石井さんの支えがあってこその勝利です
チーム全体が一つになって戦った結果です」と、仲間との結束を強調しました
997日ぶりの勝利は、再びチームの士気を高める原動力となったことは間違いありません
結束を深めた阪神投手陣
湯浅の勝利は、阪神の投手陣に新たな自信をもたらしましたこれからの試合に向けて、投手たちが持つポテンシャルを最大限に引き出し、次のゲームでの連勝を狙う姿勢が期待されます
| 試合日 | 対戦チーム | 結果 | 勝利投手 |
|---|---|---|---|
| 2025年5月23日 | 中日ドラゴンズ | 阪神 3 - 0 中日 | 湯浅 |
キーワード解説
- 胸椎黄色靱帯骨化症とは?:脊柱の靱帯が異常に肥厚してしまう難病で、背中の痛みや運動障害を引き起こすもので、専門的には脊髄を圧迫することがある。

