田中は併殺崩れの間の1失点のみで、登板を終えました
この日2軍に合流した大城卓とバッテリーを組んだ田中
初回は遊ゴロ、四球、見逃し三振、三ゴロで無失点に抑えることに成功しました
特に、3番の栗山選手を外角低めの144キロ速球で三振に仕留め、続く村田選手には内角へのツーシームで鋭く攻め込んでバットを真っ二つに折る素晴らしいピッチングを披露しました
2回には三者凡退の完璧な投球を続け、3回では先頭に二塁内野安打を許したものの、後続は一ゴロと空振り三振で切り抜けました
ここまでの投球数は39球と効率良く抑えました
4回は先頭の栗山選手に四球を与えたものの、その後は空振り三振と右飛に仕留め、2死一塁からモンテル選手の打球を低めのスプリットで二ゴロに打ち取る冷静さを見せました
5回には複数の内野安打や四球が響き、1死満塁を迎えてしまったが、栗山選手の二ゴロでの併殺崩れの間に1失点に抑えました
最後の村田選手をツーシームで打ち取って、最少失点に抑えるまでの力投を見せました
中継ぎで続投した最後の6回も、味方の失策が絡む中、古川選手を投ゴロに退け無失点で切り抜けました
結果的に被安打は6本ながら、内野安打が多く、打たれた打球の大半は打ち取った打球でした
球場の表示では最速146キロを記録しました
登板後はすぐに桑田2軍監督と話し合いを持ち、握手を交わしました
田中将は過去の広島戦で3回3失点を経て登録抹消されていましたが、約2週間後に実戦復帰
今回の登板は、楽天を退団後の新たなスタートとしてプロ19年目に挑む田中にとって重要な意味を持ちます
4月中旬には日米通算198勝を達成しましたが、その後は勝ちから遠ざかり、最近の2試合では早い段階でマウンドを降りたことも影響し、現在は期限を設けずに2軍で調整を続けています
田中将大投手の復調が期待される中、今回の投球内容は彼の力を示す良い機会となりました。特に、彼が3番の栗山選手を三振に取ったシーンは印象的でした。これからの成績がどのように反映されるのか、ファンやチームからの注目が集まることでしょう。
キーワード解説
- イースタン・リーグとは?イースタン・リーグは、日本のプロ野球の二軍リーグで、各チームの若手選手や調整中の選手が出場する大会です。
- 奪三振とは?奪三振は、投手が打者を三振に仕留めた数のことを指し、投手の実力を示す重要な指標です。
- ツーシームとは?ツーシームは、ボールが投げられた後に少しだけ曲がる特性を持つ球種で、打者を惑わせるために使われます。
- 内野安打とは?内野安打は、打球が内野(遊撃手や二塁手など)の守備範囲内でヒットと認められることを言います。

