ヤクルト戦で今季7度目の先発となる戸郷は、中5日でマウンドに立ち、6回を投げて7安打2失点(自責点は1)と粘りを見せ、ウィニングボールを手にした
チームも打線が2回に浅野と増田陸の適時打で3点を先行するなど、合計で5点の援護を送り、今季初の5連勝を達成し、巨人は2位に浮上した
試合後のヒーローインタビューで、戸郷は顔を赤らめながら歓喜の声を上げた
「とても長かったですね
本当に、使ってくれた首脳陣の方々に感謝です
たくさんの人に支えられてここまで来られました」と喜びを爆発させた
彼は開幕から約2ヶ月間、思うように結果が出ない日々が続いており、特に今季初めての中4日での登板となるこの試合は特別な意味を持っていた
戸郷はこの日の試合、108球を投げ、10球でシーズン初勝利を手にした
彼にとって特別なウィニングボールは大事にポケットにしまった
「プロ野球人生の中で、こんなに悩んだのは初めて
この1球が本当に欲しかったです」と振り返った
試合内容を振り返ると、戸郷は毎回ランナーを背負う場面があり、特に3回には2死から3連打を浴びて2点を失ったものの、力強い直球を武器に守りぬいた
試合中の直球の最速は149キロで、「球速が出ていなくても直球で押せていた」と自信を持った様子だった
最後は監督の指示に対し、「あとは祈って待ってて!」という言葉をもらい、仲間たちを奮い立たせた
戸郷はまた、オリオールズに移籍したエース菅野からのバトンを受け取る形で、自らがエースとしての責任を背負うと決意していた
しかし、開幕から2戦連続で白星がなく、4月の広島戦では自己ワーストの10失点を記録して2軍降格となる厳しい時間をも過ごした
2軍降格後には、過去のチームメイトや球団関係者から激励のメッセージを受け取り、再び自信を取り戻したという
特に、元チームメイト菅野との通話は、彼にとって重要なアドバイスとなった
「新しいことをするな、何も変えずにやり続けるように」という言葉を胸に、それからは基本に立ち返り、直球とフォークを中心に組み立てを見直すことにした
次戦は27日から広島との北陸2連戦が控えており、新たなキャリアのスタートと意気込む戸郷
「これから逆襲が始まります
もっと良い姿を見せたい」とさらに成長を誓った
戸郷投手が今季初勝利を収めたことは、彼自身の成長だけでなく、チームにとっても非常に嬉しいニュースです。特に、彼が過去の苦しい経験を通じて学び取ったことは多いでしょう。今後の試合にさらなる期待を寄せたいです。
ネットの反応
戸郷翔征選手が10失点の投球をした後、DeNAのバウアー選手から「君はそういう投手じゃない、頭を上げて」という内容の英文直接メッセージが届いたことが話題になっています
これに対するファンのコメントは多様で、戸郷選手に向けた無条件の応援や、感情を素直に表現しすべきという意見があります
多くのコメントが戸郷選手の現在のパフォーマンスに懸念を表明している一方で、バウアー選手の行動を評価する声も多く見られ、その姿勢を称賛するファンもいます
ネットコメントを一部抜粋
バウアー、他の投手を激励している場合か?
新しい球種と言ってもチェンジアップくらいやしね。
バウアーのファンになりました!
戸郷はハートが強いな!他の若手も見習って!!
このようなエピソードは聞いたことがないですね。
キーワード解説
- ウィニングボールとは?勝利を収めた投手がその試合で自分が投げたボールを記念として持ち帰ることが多い特別なボールのこと。
- 直球とは?ピッチャーが最も基本的な球種として投げる速いボールで、ストレートとも呼ばれる。
- フォークとは?ピッチャーが使う変化球の一つで、ボールが急に落ちる特性を持っている。
- エースとは?チームで最も優れた投手のことを指し、その投手が重要な試合で先発することが多い。

