北の大地では、走者がいない状況でもクイックモーションで投げることを選択しているのだ
この理由について杉山は、「マウンドが高くてワインドアップで投げられないんですよ」と説明する
マウンドの高さは投手が投球する際の重要な要因であり、通常の投球フォーム(ワインドアップ)ではなく、より短い動作で投げるクイックモーションが求められる
試合でのパフォーマンス
20日からの日本ハムとの3連戦では、杉山は2試合に登板し、いずれも三者凡退に抑える圧巻の投球を見せた1試合目では11球、2試合目では9球という少ない球数で切り抜けるなど、その効率性も際立っている
普段の投球スタイルで有利に展開することができる投手も多い中、杉山はこのような状況に巧みに適応できる能力を備えているようだ
投球技術の向上
特に印象深いのは、今年3月に日本代表としてプレーした際に、西武の今井選手からスライダーの投げ方を学んだというエピソードであるその場で技術をマスターし、シーズンではまだ1球しか使用していない新たな球種を取り入れるなど、杉山の柔軟性と学ぶ姿勢が垣間見える
このようにあらゆる場面で自己の技術を更新できる選手であることが、彼の成長を支えている
シーズンでの成績
今季、杉山は両リーグでトップタイの22試合に登板しており、平均して2試合に1回のペースで投げている特筆すべきは、5月中の登板10試合で無失点を維持していることである
彼自身も「(安打を)打たれるのはしんどいですけど、ゼロを続けられているのが安心する」とコメントしており、無失点記録に自信を持っていることが伺える
総括
かつて結果が出ず、ベンチで悲壮な覚悟を語っていた杉山は、今やチームの勝利を最優先に考える姿勢が強調されている「チームが勝てば何でもいいので」という言葉には、彼の成長とチームへの貢献意識が詰まっている
それゆえ、杉山一樹選手は、現在のソフトバンクのブルペンにおいて欠かせない存在となっているのである
杉山選手の投球スタイルの変化は、マウンドの高さという自然な要因によるものですが、適応力の高さも強調されています。彼の学ぶ姿勢と成長への意欲が、今後もチームにとっての大きな武器になるでしょう。
キーワード解説
- クイックモーションとは?
- ワインドアップとは?
- スライダーとは?

