元巨人ヘッドコーチ元木大介氏が語る「隠し球」が減った理由

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元巨人のヘッドコーチである元木大介氏は、26日までに自身のYouTubeチャンネルを更新し、プロ野球で伝統的なトリックプレー「隠し球」が見られなくなった理由について解説した

「隠し球」とは、野手が走者に気付かれないようにボールを隠し持ち、走者が塁を離れた瞬間にタッチしてアウトにするトリックプレーである

元木氏は現役時代、成功させた経験があり、長嶋茂雄氏からは「くせ者」とも評された

元木氏は現在の選手が「隠し球」を実行できない理由として、選手が装着する防具の影響を指摘した

「最近の選手たちは多くの防具を身につけているため、ボールが地面に落ちたり、タイムがかかるとボールはデッドボール扱いになる」と説明した

これは、選手が安全にプレー出来るためのルールであり、プレーのスピード感を奪っている

また、元木氏は「以前はタイムがかからず、隠し球をやりやすかった」と述べ、現在では試合中にタイムがかかることが頻繁になり、隠し球を実行する機会が減った理由に挙げた

ボールが地面につくとすぐに交換され、打ったボールをそのままピッチャーに返すことはほとんどないという

元木氏は最後に、「プレー中に野手がボールをもらいに行くのは、あの大歓声の中では非常に難しいため、今の野球では隠し球が難しい」と締めくくった

元木大介氏が指摘する「隠し球」が減った理由は、現代の野球のルールや選手の装備の変化によるものです。以前のようにスピーディなプレーが求められる環境が整わなくなったことで、トリックプレーが難しくなっていることがよく分かります。これにより、以前は楽しめた伝統的な戦術が新たな制約によって影を潜めているとは少し寂しい現実です。
ネットの反応

元木大介さんが、プロ野球から隠し球が消えた理由について語ると、多くの意見が寄せられました

コメントには、「今の選手はタイムを掛けることが多くなった」といった意見があり、現在のプレースタイルが隠し球の成功を難しくしているという見解が示されました

また、試合中のボール交換が頻繁になっていることに対する疑問もあり、「少し砂がついただけで即交換」といった指摘がありました

これにより、試合のリズムが長引き、隠し球のようなプレーが台無しになってしまっているとの意見も見受けられました

さらに、隠し球に対する評価も様々で、「隠し球は上等な手段」として支持する声がある一方で、「しょうもないプレー」と否定的な意見もありました

また、元木さんの活躍がもたらした影響の中で、桑田真澄さんとの対戦時に感じた精神的な揺らぎについて触れたコメントもありました

選手間のモラルに関する意見もあり、「故意落球する選手がいなくなった」との指摘や、隠し球を行うリスクとして報復死球の可能性が取り上げられるなど、現在の野球に対する考察が見られました

ともあれ、隠し球の魅力が今後どうなるのか、多くのファンがその行方を見守っています

ネットコメントを一部抜粋

  • 元木さんが高校2年時の選抜大会で隠し球をした際には、高校に抗議の電話が鳴り止まなかった伝説があります。
  • ボール交換確かに多い
  • 隠し玉相手を動揺させる上等手段。
  • 仮に今の時代に隠し球が成功したとしても、その後に報復死球されるかも。
  • 何ですぐボールを交換するんだろう?一軍だけだよね?
キーワード解説

  • 隠し球とは?野球において、ボールを隠し持ち、走者が塁を離れた瞬間にタッチすることでアウトにするトリックプレーのことです。選手の技術や瞬発力が試される瞬間でもあります。
  • 防具とは?選手が安全を確保するために着用する装備品のことです。捕手用のマスクやボディプロテクター、ヘルメットなどが含まれ、選手が怪我をしないように設計されています。
  • ボールデッドとは?プレーが行われていない状態を示し、ボールが投げられたり、プレーが停止した時に使われる用語です。この状態になると、選手は次のプレーに移ることができません。

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