このエピソードは、2025年5月13日に行われた中日対ヤクルト戦(豊橋)で発生
選手の田中幹也内野手(24)が自分のユニホームを忘れ、三輪捕手の背番号「111」のユニホームを急遽借りるという事態が起こった
ユニホームを貸した経緯と試合結果
この日の試合は、田中選手にとって特別な意味を持つ瞬間となった三輪捕手からユニホームを借りたのはこれで5度目であり、彼が借用した選手が打ったのは今回が初めて
田中選手は試合中、ブカブカのユニホームに戸惑いながらも、気合いを入れてプレイし、2安打を記録した
チームもこの試合で5-4と勝利を収め、三輪捕手は「貸した田中が打って、勝ったら嬉しい」と笑顔を見せた
プロ野球界のユニホーム文化
プロ野球では、選手がユニホームを忘れることは稀ではないが、その際のチームメートやスタッフの協力が不可欠であるこの場合、ユニホームを貸すことは、チーム一丸となって勝利を目指す姿勢を象徴している
三輪捕手は、愛工大名電からプロ入りし、94年に中日ドラゴンズに入団、ブルペン捕手として17年間のキャリアを持ち、裏方としてチームを支えてきた
三輪捕手の役割と影響力
三輪捕手は、選手たちのメンタル面でもサポートを行い、時間を問わず投手陣の練習に関与している藤嶋健人投手(27)は「三輪さんはブルペンに欠かせない存在で、彼の励ましがモチベーションになります」と語る
こうした存在が、選手たちの試合でのパフォーマンスに大きく影響を与えることは間違いない
過去のユニホーム貸出事例
| 試合日 | 対戦チーム | 借りた選手 | 成績 | チームの勝敗 |
|---|---|---|---|---|
| 2005年9月27日 | 横浜 | 井端弘和 | 2打数無安打 | ○5-2 |
| 2009年5月30日 | ソフトバンク | トニ・ブランコ | 2打数無安打 | ●5-9 |
| 2010年3月7日 | オリックス | 高橋聡文 | 1回1安打無失点 | ●0-5 |
| 2016年7月5日 | 広島 | 藤井淳志 | 出場なし | ●1-4 |
| 2025年5月13日 | ヤクルト | 田中幹也 | 3打数2安打1打点 | ○5-4 |
ネットの反応
中日の三輪ブルペン捕手が、ユニフォームを忘れた選手に毎回ユニフォームを貸しているという話題が多くのコメントを集めています
コメントの中には、三輪捕手の性格や信頼性を称賛する声が多く寄せられており、球団が彼を手放さない理由が容易に想像できるとの意見もあります
このような裏方の存在は、選手たちにとって心強いものであり、試合でのパフォーマンスにも良い影響を与えていると考えられています
一方で、ユニフォームを忘れること自体に対する批判もあり、プロとしての自覚に疑問を呈するコメントも見受けられます
ユニフォームを忘れた選手はその試合に出場するべきではないとの声もあり、意識の重要性が強調されています
また、過去の事例を引き合いに出し、ユニフォーム忘れは中日だけの問題ではないとの指摘もありました
とはいえ、ユニフォームを忘れることが続くと、選手自身の士気やチームの成績にも影響があるのではないかとも考えられています
コメントの中には、三輪捕手の人柄や選手からの信頼の厚さを伝えるものが多く、今後もチームを支えてほしいとの期待の声も語られています
彼のような信頼できる存在がいることは中日ドラゴンズにとって非常に重要であり、ファンの間でも愛されていることがわかりました
ネットコメントを一部抜粋
記事の中に書いてある性格や証言だからこそ球団も手放さない人材なんだろうなと容易に想像出来る
中日は歴史的にコーチ始め投手陣のバックアップが強い。悪かったのはデニーがコーチやってた頃ぐらい
現役後に球団職員としてセカンドキャリアを長くできる人は性格や振る舞いが良く、選手から好かれている方が多い
三輪さんは、愛工大名電出身でイチローの2学年下で、ルーキー時代にイチローと一緒に自主トレやりたい。と言ったらしくて
頼りになる裏方さんがいるのは心強いですね!
キーワード解説
- ブルペン:試合中に投手をサポートする役割を持つ選手で、投手陣とのコミュニケーションを担っている。
- ユニホーム:選手が試合に出る際に着る特定の衣服。個々の選手やチームの象徴ともなる。
- キャッチャー:野球においてピッチャーの投球を受ける守備位置の選手で、試合の戦略にも重要な役割を果たしている。

