高校野球の7イニング制導入を巡る堀内恒夫氏の反対意見

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日本高校野球連盟が、選手の健康を考慮し、今後の大会において7イニング(回)制の導入を検討している

この提案は特に、近年の厳しい猛暑や選手たちの肩や肘への負担軽減を目的としている

協会は、春のセンバツと夏の甲子園大会における導入をしたい考えであり、今年12月に予定されている理事会で議論が行われる見込みである

この変更について、巨人の元エースであり、現在は野球評論家としても知られる堀内恒夫氏(77)は自身のブログで明確に反対の意を示した

堀内氏は「高校野球における7回制には反対です

9回というのは野球の『いろは』です」と指摘し、ルールの変更そのものには反対しないものの、高校野球の根本を覆す変更には抵抗を感じているという

堀内氏は「甲子園の炎天下でのプレイなど、球児の健康を考慮する目的であるならば、延長戦にはタイブレーク制を導入するなど、コールドゲームを適用すべきだ」としつつ、野球において9回制が持つ意味を重視している

彼は「野球は9回制が前提であり、それを崩してまでやることではない」と強調した

また、近年、メジャーリーグベースボール(MLB)では試合時間短縮のためのピッチクロックなどの施策が導入され、同様に日本のプロ野球(NPB)でも試合の効率化が追求されている

しかし、いずれも9回制を維持したままの改良である

一方、滋賀県で開催される今秋の国民スポーツ大会では、高校野球が初めて7回制を導入することも注目されている

高校野球での7イニング制の導入に関する議論は、選手の健康を考えた必要な変化ともいえるが、堀内氏のように伝統的な9回制を重視する声も根強い。選手の負担軽減を求める一方で、ルールの変更が野球の本質を損なうことのないよう、十分な議論が必要とされる。
ネットの反応

高校野球の7回制導入に関して、コメントでは多くの反対意見が寄せられています

元巨人監督の堀内恒夫氏が強い反対姿勢を示したことも影響しているようです

特に、野球の基本ルールである9回制の変更に対する懸念が多く、投手や選手の出場機会が減少することから、プレーする側にとってのデメリットを指摘する声が目立っています

「もし7回制が導入されれば、高校野球の人気が衰退する」といった意見や、「実際の野球は9回で成り立っている」と強調するコメントもあります

また、練習環境の変化や選手の健康面を懸念する声もあり、サッカーやテニスのように試合時間の短縮をする必要性についても疑問を呈する意見も見られます

さらに、7回制が導入されることで選手がプロ入りする際に不利となるのではないかとの懸念もあり、全体的に選手や野球の位置付けが根本的に変わってしまう懸念が強いです

このような視点から、多くの意見が集まり、高校野球の伝統や精神が損なわれることへの不安が伺えます

ネットコメントを一部抜粋

  • 甲子園の暑さにやられるのは、プレーしている球児達より、スタンドの観客や応援団ですね。
  • サッカーがフットサルになるようなものですよね。
  • 7回制なんていう野球の根本を変える案が出てくること自体が論外。
  • 全く。ホント、こういう7回制なんてバカなこと言い出したのが誰なのか知りたい。
  • 野球というスポーツが別なものに変わってしまうんだ。
キーワード解説

  • 7イニング制とは?野球の試合が通常の9回から7回に短縮されるルール変更のこと。
  • 甲子園とは?日本の高校野球の最高峰とも言われる大会で、全国から選ばれた高校が出場する。
  • タイブレーク制とは?試合が同点の場合に、特定の条件の元で行われる延長戦のルール。
  • コールドゲームとは?試合が早期に終了する条件(例えば、点差による)を満たした場合のルール。
  • ピッチクロックとは?投手が投球するまでの時間を制限するためのクロック装置のこと。

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