阪神・及川雅貴投手、ピンチを切り抜けて勝利導く

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阪神・及川雅貴投手(24)が27日のDeNA戦(倉敷)で2番手として登板し、緊迫した場面で素晴らしいピッチングを見せた

試合は中盤まで0-0で進む投手戦となり、先発の才木が100球を越えた7回もマウンドに上がったが、連続四球で無死一、二塁のピンチを招いてしまう

才木は9番・バウアー、1番・桑原に対して連続で四球を与え、続く2番・牧を中飛に打ち取ったが、ここで藤川球児監督(44)からの指示で交代を告げられた

2番手として登板した及川は、無得点で走者が残った厳しい場面からの登板となった

及川は3番・佐野との対決で初球に暴投をし、一死二、三塁という大ピンチを背負った

しかし、「割り切ってあまり気にせずに、一塁が空いて攻めやすくなった」と冷静な心構えで挑む

すると、及川は130キロのスライダーで佐野を空振り三振に仕留め、続けて4番・オースティンも三振に打ち取った

気合の入ったガッツポーズを見せ、自らの役割を果たすと共に、先発の才木を救うことができた

試合後、及川は「あそこが今日のゲームの分岐点だったと思う

才木さんに負けはつけたくない思いで投げていたので、結果として出てよかった」と笑顔で試合を振り返った

7回途中で降板した才木も「中継ぎに負担をかけちゃいましたが、ゼロに抑えてくれるんで、そこは感謝したいです

次は自分がしっかり投げてリリーフを助けられるようにやっていきたい」と気持ちを新たにしている

チームは投手陣の零封リレーに支えられ、0-0の延長11回に森下が押し出し四球を選び、サヨナラ勝ちとなった

これにより、阪神は2位の広島に1ゲーム差をつけて首位を堅守している

今回の試合は阪神の若手投手・及川が重要な局面でしっかりと力を発揮し、ピンチを切り抜ける姿が印象的でした。特に、連続四球の後に冷静さを保ちながら大事な打者二人を三振に取ったのは見事でした。この勝利は今後のチームにとって大きな自信になるでしょう。
キーワード解説

  • 及川雅貴とは?:阪神タイガースに所属する若手投手で、ピッチングの安定感が求められている選手。
  • 中継ぎとは?:試合において先発投手の後を受けて登板する投手のことで、試合の流れをコントロールする重要な役割を果たす。
  • スライダーとは?:横に曲がる変化球で、バッターからすると難しい球種の一つである。
  • サヨナラ勝ちとは?:試合が同点の状態で、最終回または延長回に得点をして勝利することを指す。

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